塾のフランチャイズとは?個人塾との違いや開校までの手順・具体的なフランチャイズも紹介

塾には、フランチャイズ塾と個人塾の2種類があります。また、それぞれの塾のについて詳しくなければ、開業する際にどちらの塾を選べばよいか、迷ってしまうかもしれません。

ここでは塾の開業を検討する人に向け、フランチャイズ塾の特徴や開業までの手順、個人塾との相違点などを解説します。フランチャイズ塾を経営するコツも紹介するため、塾の経営に役立ててください。

フランチャイズ塾とは?

フランチャイズとは、本部と加盟店が契約を交わし、グループとして経営を行うスタイルです。加盟店は本部に加盟金を支払い、見返りに本部のブランド力やノウハウを利用できます。サービス業や小売業などには有名なフランチャイズが多く、塾業界にもいくつか名の知られたフランチャイズが存在します。

フランチャイズ塾の指導スタイル

フランチャイズ塾の指導スタイルに関し、受講人数や指導方針について解説します。

個別学習塾

1人の講師が3人以下の生徒を指導するスタイルを、個別学習塾と呼びます。小規模で行うため講師が生徒一人ひとりの理解度をチェックでき、個人の学力やペースを重視できます。また直近の学力テストへの対策のように、生徒の事情を酌んだ指導も可能です。

※参考:調査対象及び調査事項|平成30年 特定サービス産業実態調査報告書 学習塾編

集団学習塾

1人の講師が4人以上の生徒を指導するスタイルを、集団学習塾と呼びます。大勢の生徒がいるため、個人の事情にあわせにくい傾向がみられます。一方で、講義を聞く仲間と切磋琢磨でき、全体のレベルがあがりやすい点はメリットです。

※参考:調査対象及び調査事項|平成30年 特定サービス産業実態調査報告書 学習塾編

自立型個別学習塾

自立型個別学習塾では、生徒が主体となり学習を行います。生徒は塾の用意したプリントや映像教材を使い自主学習し、気になる部分があれば講師に質問をして理解を深めます。個別学習塾や集団学習塾とは異なり、自立型個別学習塾での講師はサポーターのような位置づけです。

加盟受付中のフランチャイズ塾

加盟を受け付けているフランチャイズ塾を一部紹介します。

塾オーナーを募集中のフランチャイズ

トライプラス

トライプラスは個別指導塾で、ブランド力が強く、世間的によく知られた学習塾です。全国規模で展開し、希望するエリアで出店できる可能性が高いです。開業のサポートも受けられ、コールセンターにより生徒募集をサポートしてもらえます。さらに生徒の獲得数や見込める収益など、開業に向けた相談にも乗ってもらえます。

スクールIE

スクールIEは、地域に密着した経営が強みです。それぞれのエリアの傾向を的確にとらえたデータをもとに、生徒を集められそうな開店候補を提案してもらえます。「開校スケジュールの整備」や「スタートアップ・定期研修制度」のように、安心して開業できる手厚い制度も魅力です。

ヒーローズ

ヒーローズは自立型個別学習塾です。ヒーローズの特徴は、本部はもちろんオーナー同士のつながりを得られることです。先輩オーナーの経験談を聞ける点は、新米オーナーにとって心強いと考えられます。また、定期勉強会や集客支援のイベントも定期開催されています。

フランチャイズ塾として開校する5つのステップ

フランチャイズ塾の開校手順を、5つのステップにわけ解説します。

フランチャイズ塾開校の5ステップ
  1. 情報収集
  2. 説明会の参加・見学
  3. 事業計画の決定・加盟審査
  4. 開校準備
  5. 開校

ステップ1. 情報収集

まずは各種フランチャイズ塾に電話や公式サイトから問い合わせを行い、資料請求を行いましょう。フランチャイズ塾を選ぶポイントは、サポートの手厚さ・ノウハウの充実など多岐にわたります。自分のなかで優先したい条件を決めておくと、多くの候補から自分にあうフランチャイズ塾を見つけやすくなります。

ステップ2. 説明会への参加・見学

資料を見てある程度候補を絞った時点で、説明会に参加しましょう。説明会では、教育に関する考え方や学習体系をチェックし、開校までに必要な資金についても確認してください。本部により開業支援の内容は異なり、オーナーが準備する資金も一様ではないためです。

説明するスタッフの対応も、観察しましょう。強引さやデメリットを隠す動きがあれば、本部の経営スタイルが反映されているのかもしれません。なお経営イメージをつかむために、見学を受けられる場合もあります。

ステップ3. 事業計画の決定・加盟審査

加盟したい本部が決まれば、開校場所開校時期など詳細を決めましょう。フランチャイズの加盟審査が通れば、初期費用を支払い加盟できます。初期費用の項目や額は本部しだいですが、代表的な項目としては、加盟費・保証費・物件取得費・設備費・テキストや文房具など雑費・研修費などが挙げられます。

ステップ4. 開校準備

加盟審査に通過すると、いよいよ本部のノウハウを会得する段階に移ります。本部ごとに研修が開催されますが、内容は本部により大きく異なります。なお自身の研修と並行し、教室や教材の準備・講師の募集や研修・生徒を獲得するための宣伝活動なども進めましょう。

ステップ5. 開校

開校後は、売上の一部を毎月本部に支払いながら経営を続けます。本部への定期的な支払いはロイヤリティと呼ばれ、ロイヤリティの額は本部によります。

なお開校までの一連の手順は、本部により異なる可能性があります。早い段階で手順を確認し、開業に向け計画的に行動しましょう。

フランチャイズ塾のメリットとデメリット

フランチャイズ塾のメリットとデメリットを紹介します。

メリット1. ブランド力の高さ

フランチャイズ塾はブランド力が強く、生徒や保護者から信頼を得られる可能性が高いです。また高いブランド力は、生徒ばかりか講師やスタッフの獲得にも役立ちます

メリット2. 指導ノウハウが豊富

フランチャイズ塾では数多の指導経験をもとに、わかりやすく要点をとらえた指導体制を構築しています。オーナーはカリキュラムや教材を検討する必要がなく、最初からハイレベルな教材を使用できます。

メリット3. 経営面のサポート

塾の経営を軌道に乗せるには、物件選びや集客のコツなども習得せねばなりません。経営面のサポートを受けられる点はフランチャイズの大きな強みといえます。また、競争が激しい塾業界で収益を得るビジネスモデルが確立している点も、フランチャイズ塾の魅力です。

メリット4. 高機能な設備・システム

塾専用のアプリのような、高性能なシステムを使用できる場合があります。利便性がよいシステムを導入すると、オーナーはもちろん生徒や保護者からも好評を得られる可能性が高いです。また広告目的でWebサイトを作る際に、自身でサイトを立ち上げなくてすむ場合もあります。

デメリット1. 金銭面のリスク

塾に限りませんが、フランチャイズに加盟すると、初期費用やロイヤリティ、解約金など高額な費用を本部に対し支払わねばなりません。フランチャイズ塾は、個人塾よりも金銭面のリスクが高くなりがちです。

デメリット2. オリジナリティの制限

フランチャイズ塾では、カリキュラムや教材を指定されます。また、教室独自のキャンペーンや、サービスの価格変更もできません。自分なりの指導方針や経営プランがある場合は、個人塾も検討しましょう。

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個人塾のメリットとデメリット

フランチャイズ塾の特徴に続き、個人塾のメリット・デメリットも解説します。

メリット1. 開業コストの低減

フランチャイズ塾では避けては通れない、加盟金やロイヤリティが不用です。また塾の場所や内装、備品などに決まりはないため、自宅開業や私物利用などで開業コストを節約できます。個人塾では、小規模で開校し、生徒数にあわせ徐々に規模を大きくするケースもよくみられます。

メリット2. 自由度の高さ

指導と経営にかかわるすべてを自分で決められます。自由度の高さは、フランチャイズ塾よりも個人塾に分があります。

デメリット1. 集客が困難

個人塾は知名度が低いため、開校直後は生徒の獲得に苦戦する可能性があります。また生徒の集客ノウハウがなければ、広告を出しても生徒が集まりにくいです。経営を続けるには、指導力以外にさまざまなスキルが必要になります。不安ならば、フランチャイズ塾も検討しましょう。

デメリット2 開校準備に難航

初めて塾を経営する場合は、ノウハウがないため塾の開校に必要な準備や流れがわかりません。必要なものを調べるところから始まり、自力で開校まで漕ぎつけ、生徒を獲得し経営が軌道にのるまでには長い時間がかかります。

フランチャイズ塾を経営するコツ

フランチャイズ塾の経営を、円滑にすすめるコツを紹介します。

本部の理念や加盟条件を確認する

フランチャイズでは、加盟店は本部の方針に従わねばなりません。本部の理念や加盟条件に納得できないと、不満を覚える可能性があります。自身の指導実績しだいで、ある程度教材や指導法に融通が利く場合もあります。加盟前に規定を確認しておきましょう。

本部まかせにせず自分でも行動する

フランチャイズ塾は、指導や経営に関するノウハウが豊富です。しかし、自身で経営目標を立て、生徒数や売上などに関し具体的な目標を立て努力しましょう。課題解決のために行動すると、ノウハウの習得や経営面への理解に弾みがつきます。また地域に貢献しようと励むうちに、周囲の信頼を得られ、より生徒を集められる可能性があります。

フランチャイズ塾の経営にかかわる注意点

フランチャイズ塾の経営について、講師と開校場所にかかわる注意点を紹介します。

講師を学歴のみで選ばない

学歴だけでは生徒が伸びるとは限りません。わかりやすく伝える指導力、生徒に親身に接するコミュニケーション能力に加え、責任感も求められます。とはいえ、指導レベルに応じた最低限の学歴は必要です。学歴と共に、バランスよく講師の実力を評価し採用を検討しましょう。

開校場所を熟考する

多くのフランチャイズ塾では、本部から開校場所を紹介してもらえます。ただしすぐに承諾せず、自分なりに検討し開校場所を決めてください。

開校場所を選ぶポイントは以下のとおりです。

  • 学校に近いか
  • 交通の便がよい場所にあるか
  • 目立つ場所にあるか
  • 駐車場は近くにあるか
  • 家賃が妥当か
  • 広さは十分か
  • 近隣に競合の塾がどの程度あるか

実際に候補地に足を運び、実物を見て開校場所を決めましょう。

まとめ

フランチャイズ塾は、ブランド力の強さと塾経営のノウハウなどが魅力です。また、塾の経営が初めての人にとって、役に立つサポートが充実しています。本部により理念や加盟条件は異なるため、個別に確認してください。なお、塾の経営を始める際には設備についても検討しましょう。

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