学童保育では、保護者とのやり取りが欠かせません。しかし、スマホが普及し共働きが当たり前になりつつある現代、電話でしかコミュニケーションが取れない学童は「不便」と感じられがちです。
今回は学童でも使いやすい連絡帳アプリの活用シーンを解説しつつ、各社の連絡帳アプリを比較してご紹介します。
子どもの居場所を保護者に通知!

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連絡帳アプリとは?

学童保育では、子どもの様子や予定について、指導員と保護者の間で日々さまざまな情報共有が必要です。従来は紙の連絡帳や電話などが中心でしたが、近年ではスマートフォンから確認・連絡ができる「連絡帳アプリ」を導入する施設も増えています。
連絡帳アプリは、日々のちょっとした情報共有から緊急時の連絡まで、さまざまな場面で活用できます。
学童向け連絡帳アプリの基本機能
学童で連絡帳アプリを使う場合、以下のような機能があると良いでしょう。
欠席・遅刻・利用予定の連絡
保護者がアプリから、欠席や遅刻、利用日の変更などを連絡できる機能です。電話連絡を減らせるので、保護者・指導員の双方にとって負担軽減になります。
お迎え・帰宅予定の連絡
「17時に保護者がお迎え」「今日は一人帰り」など、帰宅時間や帰宅方法を登録・変更できます。連絡先が複数の保護者に設定できるかどうかも確認しましょう。
連絡帳機能
保護者と指導員が個別にメッセージをやり取りできます。子どもの体調や学童での様子、家庭から伝えておきたいことなど、日常的な情報共有に使われます。
お知らせの一斉配信
行事予定、持ち物、長期休暇中の案内、施設からのお知らせなどを、複数の保護者へ一斉配信できます。紙のお便りを減らせるほか、配布漏れの防止にも役立ちます。
プッシュ通知
新しいメッセージやお知らせが届いた際に、スマートフォンへ通知する機能です。重要な連絡に気づきやすくなります。
入退室の通知
子どもが学童へ入室・退室した際に、保護者のスマートフォンへ通知する機能です。ICカードやQRコードなどを利用して記録するシステムもあります。
アンケート・出欠確認
イベントや保護者会への参加確認、長期休暇中の利用予定などをアプリ上で回答できる機能です。紙で回答を回収して集計する手間を減らせます。
写真・活動記録の共有
学童での活動の様子を写真や文章で保護者に共有できる機能です。日々の様子だけでなく、イベントや工作などの活動報告にも使われます。
ファイル・資料の配布
PDFなどのお便りや予定表、行事案内をアプリ上で配布・閲覧できます。過去のお知らせを後から見返しやすい点もメリットです。
【学童向け】連絡帳アプリ徹底比較
「連絡帳アプリ」とひとことで言っても、学校向け・保育園向けなど様々です。今回は学童保育での利用に向いている連絡帳アプリを集め、価格や特徴を比較してみました。
| システム名 | 価格 | 主な機能 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ビヨンド連絡帳(ビヨンドれんらくちょう) | 月額3,300円〜(60名まで) 60名以上ひとり当たり50円 | 連絡帳、欠席・遅刻連絡、緊急連絡配信、アンケート、イベント予定、ファイル共有、写真共有、お迎え者登録、言語切り替え、入退室管理など | 学童職員・自治体の声を元に開発されたシステム。業界屈指の低価格で自治体導入実績もシリーズ累計100を突破。 |
| CoDMON(コドモン) | 月額3,300円〜(定員30名以下)、5,500円〜(31〜60名)※税込。初期費用0円〜 | 連絡帳、欠席・遅刻連絡、お知らせ一斉配信、アンケート、行事予定、ファイル共有、写真共有・販売、入退室管理など | 保育・教育施設向けの総合ICTシステム。学童向けにも対応し、有料だがオプションも豊富。 |
| GAKUDOU(ガクドウ) | 50名以下:月額5,500円〜、100名以下:月額11,000円〜 ※税込。別途初期設定費用等 | 保護者連絡、利用予定申請、入退室記録、児童・保護者情報管理、シフト管理など | 名前の通り学童保育に特化したICTシステム。必要な機能を学童向けにまとめており、ユーザー数は無制限。 |
| Kid’s View(キッズビュー) | 初期費用41万円〜、年間運用費8万4,000円〜 ※定員30名以下の一例 | 連絡帳、欠席連絡、お知らせ、アンケート、行事予定、保護者アプリ、登降園管理、健康記録、職員管理など | 保護者との連絡だけでなく、施設運営全般をカバーする総合型。2009年から提供されており、保育・教育施設向けの機能が非常に多い。 |
ビヨンド連絡帳

ビヨンド連絡帳は、ビヨンド入退くんを運営するBPS株式会社が学童職員・自治体のニーズを元に開発した連絡帳アプリです。
入退室管理システム「ビヨンド入退くん」とあわせて導入することで、写真付きの入退室通知がリアルタイムで送付されます。
60名まで月額3,300円、61名以降は一人当たり55円で導入できるという、業界屈指の低価格で導入可能です。ビヨンド入退くんとセットで月額ひとりあたり30円の大幅割引も。
自治体導入実績もシリーズ累計100を突破し、プロポーザル経験も豊富なため、公営の学童でも安心して導入できます。
CoDMON(コドモン)

CoDMON(コドモン)は、保育園や幼稚園、学童保育などで利用されている総合ICTシステムです。
保護者との連絡帳や欠席・遅刻連絡、お知らせの一斉配信、アンケート、行事予定の共有など、日々の連絡業務をアプリ上でまとめて行えます。多様な有料オプションも用意されており、施設運営全体を効率化できる点が特徴です。
必要な機能を組み合わせて導入できるため、施設の規模や運用方法に合わせやすいのもメリットです。デジタルに慣れた職員が多く、学童の業務全体をデジタル化したい施設に向いています。
GAKUDOU(ガクドウ)

GAKUDOU(ガクドウ)は、学童保育向けに特化して開発されたICTシステムです。
保護者との連絡や利用予定の申請、児童の入退室記録、児童・保護者情報の管理など、学童で必要になりやすい機能をまとめて利用できます。
学童専用システムならではの分かりやすい設計で、現場の運用に合わせやすい点が特徴です。
保護者からの欠席や利用予定の変更などもオンラインで受け付けられるため、電話対応や紙での管理を減らせます。学童特有の業務をまとめて効率化したい施設に適したサービスです。
Kid’s View(キッズビュー)

Kid’s View(キッズビュー)は、保育・教育施設向けの幅広い業務を支援するICTシステムです。
連絡帳や欠席連絡、お知らせ配信、アンケート、行事予定などの保護者向け機能に加え、登降園管理や健康記録、職員管理などにも対応しています。
日々の連絡業務から施設運営まで一つのシステムで管理できるため、複数のツールを使い分ける手間を減らせる点が特徴です。
学童専用のサービスではありませんが、保育・教育現場で必要となる機能を幅広く備えています。保護者との連絡だけでなく、施設全体のICT化を進めたい場合に検討しやすいシステムです。
連絡帳アプリの活用シーン
連絡帳アプリは単なる電話の置き換えだけではなく、様々なシーンで活用可能です。アプリ化するメリットと共に活用シーンを解説していきます。
子どもの様子を保護者に伝える
「今日は外遊びを楽しんでいた」「宿題に集中して取り組んでいた」といった日々の様子だけでなく、友達とのトラブルや体調の変化など、家庭でも共有しておきたい情報を写真と共に伝えることができます。
口頭での伝達だけでは、送迎時の慌ただしさによって十分に話せないこともあります。アプリに記録を残しておけば、保護者が都合のよいタイミングで内容を確認できるほか、伝え忘れや聞き間違いを防ぎやすくなるのもメリットです。
欠席や利用予定を保護者から連絡する
「今日は学童を休む」「学校から直接帰宅する」「いつもより早く迎えに行く」といった利用予定の変更を、保護者から学童へ伝える際にも連絡帳アプリが役立ちます。
電話の場合、学童の開所時間や指導員が対応できる時間を気にして連絡する必要がありますが、アプリであれば保護者が好きなタイミングで送信可能です。
指導員側も連絡内容を一覧で確認できるため、電話や紙のメモによる伝達よりも情報を整理しやすく、利用予定の確認にかかる負担を軽減できます。
お迎え時間や帰宅方法を共有する
学童では、「保護者がお迎えに来る」「子どもだけで帰宅する」「祖父母がお迎えに来る」など、日によって帰宅方法が変わることがありますよね。
連絡帳アプリを利用すれば、お迎え予定時刻や帰宅方法などを保護者から事前に伝えられます。予定が変更になった場合にも情報を更新しやすく、指導員と保護者の認識違いを防ぐことにつながります。
体調や健康状態について情報共有する
「朝から少し咳が出ている」「昨日けがをしたため激しい運動を控えてほしい」といった家庭での子どもの体調を、保護者から指導員へ伝える際にも利用できます。
反対に、学童で発熱やけがなどがあった場合には、指導員から保護者へ状況を伝えることもできます。
行事やイベントについて案内する
遠足や季節イベント、保護者会などの案内にも連絡帳アプリを活用できます。
開催日時や集合時間、持ち物などをまとめて配信できるほか、アプリによっては参加・不参加の回答までオンラインで受け付けることも可能です。
スマートフォンから後で内容を見返せるため、「何を持っていけばよかったか分からない」といった事態も防ぎやすくなります。学童側も、紙の申込書を配布・回収・集計する作業を減らせるため、指導員の事務負担軽減にも効果的です。
急な予定変更や緊急時に連絡する
悪天候や災害、施設の都合などによって開所時間や活動予定が急きょ変更になった場合にも、連絡帳アプリが役立ちます。
保護者へ一斉に情報を配信できるため、一人ひとりに電話をかけるよりも短時間で情報を届けることができます。
また、配信履歴が残るシステムであれば、「いつ・どのような内容を連絡したか」を後から確認できる点もメリットです。
連絡帳アプリで指導員と保護者双方の負担を減らせる
学童保育における連絡帳アプリは、単に紙の連絡帳をデジタル化するだけのものではありません。
子どもの様子や欠席、お迎え予定、体調、持ち物、イベントなどの情報を一つの場所でやり取りできるため、指導員は電話対応や紙の管理にかかる時間を削減でき、保護者も時間や場所を気にせず連絡できるようになります。
指導員と保護者の双方が必要な情報を確認しやすい環境を整えることで、連絡ミスの防止や業務効率化だけでなく、子どもをより安全に見守ることにもつながります。
学童向け連絡帳アプリの導入前に確認しておくべきこと
学童向け連絡帳アプリを導入する際は、機能の多さや料金だけでなく、実際の運用方法まで考えて選ぶことが大切です。導入後に「必要な機能がなかった」「保護者が使いづらかった」とならないよう、事前に確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。
機能に過不足はないか
まずは、現在どのような連絡業務に手間がかかっているのかを整理し、必要な機能を明確にしましょう。
個別連絡や一斉配信だけでよいのか、欠席・利用予定の申請、お迎え時間の変更、入退室通知なども必要なのかによって、適したシステムは異なります。
ただし、多機能なシステムほど便利かというと、そうとも限りません。機能が多いほど使い方が覚えられずに単純な業務に時間がかかってしまったり、指導員から「使いこなせないから紙に戻したい」というクレームが来ることもあります。
また、機能が豊富なほど費用が高額なため、その点も合わせて検討することが重要です。
保護者にとって使いやすいか
連絡帳アプリは職員だけでなく、保護者が日常的に利用するものです。画面が分かりやすいか、スマートフォンから簡単に操作できるか、欠席やお迎え予定を少ない操作で登録できるかなどを確認しておきましょう。
兄弟姉妹を一つのアカウントで管理できるか、家族それぞれのスマートフォンから利用できるかといった点も、保護者の使いやすさを左右します。
料金体系や追加費用を確認する
月額料金だけでなく、初期費用やオプション料金についても確認が必要です。入退室管理や写真共有、請求管理などが別料金になっているケースもあるため、必要な機能をすべて利用した場合の総額で比較しましょう。
以下は先述の連絡帳アプリの有料機能の一例です。
| システム名 | 有料機能・追加費用がかかるものの例 |
|---|---|
| ビヨンド連絡帳 | 入退室管理 |
| CoDMON | 入退室管理、職員の出退勤管理、帳票管理、シフト管理、請求管理、発育・健康記録、給食管理、献立配信、動画配信、バス運行管理、口座振替代行、ヒヤリハット管理など |
| GAKUDOU | バス位置情報システム、安全保障パック、データ管理・出張サポート、ホームページ制作、入退室用QRアプリ、WEBタッチパネル打刻システム、ICカードリーダー、ICカードなど |
| Kid’s View | 保護者への一斉配信・アンケート・安否確認、送迎バス位置確認、保護者向け登降園管理、保育料・延長保育料などの請求管理機能など |
また、児童数によって料金が変わるサービスもあるため、将来的な利用人数の増加も考慮しておくと安心です。
現在の運用から無理なく移行できるか
新しいシステムを導入すると、職員側にも操作方法を覚える負担が発生します。
現在使用している紙の連絡帳やExcel、入退室管理システムなどからスムーズに移行できるかを確認しましょう。導入時の初期設定やデータ登録をサポートしてもらえるか、説明会やマニュアルを代行してもらえるか、操作方法について問い合わせできる体制があるかも重要なポイントです。
セキュリティ対策が十分か
連絡帳アプリでは、児童や保護者の氏名、連絡先、写真、利用予定などの個人情報を取り扱います。
そのため、通信の暗号化やアクセス制限、データの管理方法など、どのようなセキュリティ対策が行われているかを確認しておきましょう。プライバシーマークやISMS認証を取得しているサービスを選ぶと安心です。
特に自治体運営や委託事業として学童を運営している場合は、組織内のセキュリティ基準を満たしているか確認することも大切です。
初めてのデジタル化ならビヨンド連絡帳がおすすめ

デジタル機器に自信がない指導員が多い場合や、初めてのデジタル化となる学童であれば、ビヨンド連絡帳がおすすめです。
ビヨンド連絡帳は「これからデジタル化していく学童」の声を聴きながら開発されたため、自治体・指導員・保護者の使いやすさと利便性が反映されています。
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