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有名な子守唄15選!日本・海外の定番曲を保育士向けに紹介

子どもの寝かしつけや午睡の時間に、「どんな子守唄を歌えばいいのだろう?」と迷った経験がある保育士さんもいるのではないでしょうか。

この記事では、有名な子守唄を「日本」と「海外」に分けて紹介します。保育園で子守唄を取り入れる際のポイントも解説するので、午睡や寝かしつけの参考にしてください。

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【日本】有名な子守唄8選

まずは、日本でよく知られている子守唄を紹介します。

昔から各地域で歌われてきた伝承歌だけでなく、現在も童謡として親しまれている曲があります。

揺籃(ゆりかご)のうた

「揺籃のうた」は、北原白秋が作詞、草川信が作曲した有名な童謡です。

「ゆりかごのうたを カナリヤがうたうよ」という穏やかな歌い出しを知っている人も多いでしょう。

ゆったりとしたテンポと繰り返しの多いメロディーで、声量を抑えて歌いやすいのも特徴です。

保育園のお昼寝で歌う曲に迷ったら、まず覚えておきたい定番の一曲といえます。

江戸の子守唄

「ねんねんころりよ おころりよ」というフレーズで知られる、日本を代表する子守唄の一つです。

江戸時代から長く歌い継がれてきたとされ、現在では地域によってさまざまな歌詞や旋律が残っています。

「ねんねんころり」という言葉自体に眠りを連想しやすいため、子どもに「これから眠る時間」と伝えるルーティンとしても使いやすいでしょう。

五木の子守唄

熊本県球磨地方に伝わる有名な子守唄です。

一般的な童謡のような明るい曲ではなく、どこか寂しさを感じさせる旋律が特徴です。

日本の伝統的な子守唄には、親が子どもを寝かせるために歌ったものだけでなく、かつて子守奉公をしていた人たちが自分の境遇や思いを歌ったものもあります。

五木の子守唄も、こうした日本の子守唄文化を知るうえで代表的な曲の一つです。

中国地方の子守唄

岡山県井原市周辺に伝わった子守唄をもとに広まった曲です。

落ち着いた旋律と「ねんねこしゃっしゃりませ」という独特な言い回しが特徴で、現在でも合唱や童謡などで耳にする機会があります。

テンポを大きく変えず静かに歌えるため、子どもを刺激しすぎたくない午睡前にも取り入れやすいでしょう。

島原の子守唄

長崎県島原地方の子守唄として知られている曲です。

哀愁のあるメロディーが特徴で、日本の昔ながらの子守唄らしい雰囲気を感じられます。

悲し気な歌詞ではありますが、地域に伝わる歌や文化に触れるという意味でも、保育に取り入れられる曲でしょう。

ねむの木の子守歌

「ねむの木の子守歌」は、穏やかで静かな雰囲気を持つ子守歌です。

日本の代表的な子守歌を集めた音源にも収録されており、「揺籃のうた」「五木の子守唄」などと並んで親しまれています。

少し落ち着いた曲調なので、照明を暗くしたあとなど、子どもが眠りにつく直前にも合わせやすいでしょう。

童神

沖縄の言葉や旋律を取り入れた子守歌として知られる「童神(わらびがみ)」。

古謝美佐子さんの代表曲の一つで、子どもの健やかな成長を願う内容が込められています。

伝統的な子守唄とは少し異なりますが、現代の有名な子守歌として幅広い世代に知られています。

赤とんぼ

「赤とんぼ」は本来、子守唄として作られた曲ではありませんが、寝かしつけにもよく歌われる童謡です。

ゆっくりとしたテンポと落ち着いた旋律なので、小さな声で歌えば午睡時にも自然になじみます。

必ずしも「子守唄」という名称の曲だけに限定せず、子どもが聞き慣れている童謡をゆったり歌う方法もおすすめです。

【海外】有名な子守唄7選

海外にも、何世代にもわたって歌い継がれてきた有名な子守唄があります。

日本でも広く知られている曲が多いため、保育園で取り入れやすいものから見ていきましょう。

ブラームスの子守歌

世界的に有名な子守唄の一つが、ヨハネス・ブラームスの「子守歌」です。

1868年に発表された作品で、「Wiegenlied(ゆりかごの歌)」として知られています。

日本でも「眠れよ吾子(あこ) 汝(なれ)をめぐりて」などの日本語詞で親しまれてきました。

聞き覚えのある保育士さんも多く、歌詞を覚えていなくても鼻歌で歌いやすいメロディーです。

シューベルトの子守歌

オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトによる有名な子守歌です。

日本では「ねむれ ねむれ 母の胸に」という訳詞でも知られています。

穏やかで一定したテンポなので、子どもの背中をやさしくトントンしながら歌うのにも適しています。

モーツァルトの子守歌

「眠れよい子よ」という日本語詞で有名な「モーツァルトの子守歌」。

ただし、現在ではモーツァルト本人の作曲ではなく、ベルンハルト・フリースの作品とされています。長年「モーツァルトの子守歌」という名称で親しまれてきたため、この呼び方を聞いたことがある人も多いでしょう。

ブラームス・シューベルトと並び、日本では「世界三大子守歌」の一つとして紹介されることもあります。

Hush, Little Baby

アメリカで古くから歌われている伝統的な子守唄です。

泣いている赤ちゃんに対し、「これをあげよう、それがだめなら次はこれをあげよう」と次々に語りかけていく内容になっています。

同じようなフレーズが繰り返されるため、英語に触れるきっかけとして保育に取り入れることもできるでしょう。

Rock-a-bye Baby

英語圏で有名な子守唄・ナーサリーライムの一つです。

歌詞は18世紀には印刷物に登場しており、現在まで長く歌い継がれています。米国議会図書館にも、この曲の楽譜や歴史についての資料が残されています。

メロディー自体は穏やかですが、「木の上のゆりかごが落ちる」という少し驚くような内容が含まれているのも特徴です。

参考:Library of Congress「Rock-a-Bye Baby」

Twinkle, Twinkle, Little Star

日本では「きらきら星」として知られている曲です。

厳密には子守唄だけを目的に作られた曲ではありませんが、英語圏では寝かしつけの際にもよく歌われています。日本語と英語の両方で歌えるため、幼児クラスで英語に親しむ活動と組み合わせてもよいでしょう。

子どもたちがすでに知っている可能性が高く、初めて海外の歌を取り入れる園にもおすすめです。

Suo Gân

ウェールズに伝わる有名な子守唄です。柔らかな旋律が特徴で、母親が赤ちゃんに語りかけるような内容になっています。

日本ではブラームスやシューベルトほど知られていませんが、海外の有名な子守唄としてたびたび紹介されています。海外の文化や音楽に触れる機会を作りたい保育園にも取り入れやすいでしょう。

子守唄はなぜ寝かしつけに使われる?

子守唄には、ゆっくりしたテンポや繰り返しの多い旋律を持つ曲が多くあります。

さらに、子どもにとっては「いつもお昼寝前に聞く歌」が生活の合図になることもあります。

たとえば、

「布団に入る」
↓
「部屋が暗くなる」
↓
「先生がいつもの子守唄を歌う」
↓
「眠る」

という流れを毎日繰り返すことで、「この歌が聞こえたら眠る時間」という見通しを持ちやすくなります。

そのため、寝かしつけでは必ずしも「最も眠くなる曲」を探す必要はありません。子どもが安心して聞けて、保育士も無理なく毎日歌える曲を決めることが大切です。

実際の保育現場でも、一般的な子守唄だけでなく、子どもが好きな歌をゆっくりしたテンポに変えて歌う方法が用いられています。

保育園で子守唄を歌うときのポイント

小さな声でゆっくり歌う

普段の歌遊びと同じ声量で歌うと、かえって子どもが楽しくなり、目が覚めてしまうことがあります。

午睡前は声量を落とし、普段よりテンポをゆっくりにして歌ってみましょう。「上手に歌う」ことより、一定した声やリズムで穏やかに歌うことが大切です。

毎日同じ曲を取り入れてもよい

「いろいろな歌を聞かせなければ」と考える必要はありません。

むしろ寝かしつけでは、同じ曲を繰り返すことで生活の見通しを持ちやすくなる場合があります。

たとえば「揺籃のうた→ブラームスの子守歌」のように、毎日2〜3曲程度を同じ順番で歌う方法もよいでしょう。

子どもの好きな歌を子守唄にしてもよい

子守唄として作られた曲にこだわる必要もありません。

「さんぽ」「きらきら星」「ぞうさん」など、普段は元気よく歌う童謡でも、テンポや声量を変えるだけで寝かしつけ用の歌として使えます。

無理に眠らせようとしない

子守唄を歌っても、すぐに眠る子どもばかりではありません。

眠くなるタイミングや安心できる寝方には個人差があります。

「この歌を歌えば必ず寝る」と考えるのではなく、照明・室温・寝具・声かけなども含めて、子どもが落ち着いて休める環境を整えることが大切です。

ICT化で職員の負担を減らし保護者満足度を上げる

保育園では、子どもへの支援だけでなく、保護者との情報共有や日々の入退室管理も重要な業務です。

こうした業務をデジタル化することで、職員の負担を減らしながら、保護者にとっても「子どもの様子がわかる」「施設に到着したことを確認できる」といった安心につなげられます。

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有名な子守唄を保育に取り入れてみよう

有名な子守唄には、「揺籃のうた」「江戸の子守唄」のような日本の曲だけでなく、ブラームスやシューベルトなど海外発祥の曲もたくさんあります。

すべての歌詞を覚える必要はありません。まずは保育士自身が歌いやすく、子どもたちも落ち着いて聞ける曲を2〜3曲選んでみましょう。

また、子どもが普段から好きな童謡をゆっくり歌う方法もあります。

子守唄を「子どもを寝かせるためのもの」とだけ考えるのではなく、午睡前に保育士と子どもが穏やかな時間を過ごすための一つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。