幼保

子守唄のおすすめ12選!保育園の寝かしつけに使いやすい定番曲と選び方

保育園のお昼寝で、「なかなか寝ついてくれない」「一人を寝かしつけているうちに、ほかの子が起きてしまう」と困ることはありませんか。

そんなときに取り入れやすいのが、昔から寝かしつけに使われてきた子守唄です。

子守唄というと「ゆりかごのうた」のような昔ながらの歌をイメージしがちですが、必ずしも子守唄として作られた曲を歌う必要はありません。

この記事では、保育園のお昼寝におすすめの子守唄12曲と、保育現場で子守唄を取り入れる際のポイントを紹介します。

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保育園のお昼寝におすすめの子守唄12選

まずは、保育園で取り入れやすい定番の子守唄や童謡を紹介します。

曲名特徴おすすめの場面
ゆりかごのうたゆったりしたテンポの定番曲0~2歳児の寝かしつけ
江戸子守唄「ねんねんころりよ」で知られる昔ながらの子守唄乳児の寝かしつけ
シューベルトの子守唄穏やかでゆっくりしたメロディー午睡前
ブラームスの子守唄世界的に知られる定番の子守唄BGM・オルゴールにも
きらきら星子どもにもなじみがあり覚えやすい1~3歳児
七つの子落ち着いたテンポで歌いやすい午睡前
赤とんぼゆったりとした日本の童謡秋の午睡
夕焼け小焼け穏やかなメロディー夕方・午睡
ぞうさんテンポを落とすと子守唄として使いやすい乳児~幼児
ふるさとゆったり歌いやすい幼児クラス
大きな古時計一定のリズムで歌いやすい幼児の寝かしつけ
さんぽ普段よりゆっくり歌うことで寝かしつけにも使える好きな曲で安心する子

実際の保育現場でも、「ゆりかごのうた」だけでなく、「きらきら星」などの童謡を寝かしつけに使う例があります。また、普段は元気に歌う曲を、テンポを落として静かに歌う方法もあります。

ここからは、それぞれの曲について詳しく見ていきましょう。

ゆりかごのうた

「ゆりかごのうた」は、北原白秋作詞・草川信作曲の日本を代表する子守唄です。

ゆったりとしたテンポで音の動きも比較的穏やかなため、声量を抑えて歌いやすく、保育園のお昼寝にも取り入れやすいでしょう。

何度も同じフレーズが登場するため、毎日の午睡ルーティンとして使うのにも向いています。

江戸子守唄

「ねんねんころりよ、おころりよ」のフレーズで知られている昔ながらの子守唄です。

華やかな音程の変化が少なく、一定のテンポで静かに歌えるため、子どもをトントンしながら歌う方法とも相性がよいでしょう。

子守唄として長く歌い継がれてきた代表的な楽曲の一つです。

シューベルトの子守唄

クラシックの子守唄としてよく知られている楽曲です。

穏やかなメロディーなので、保育士が歌うだけでなく、ピアノやオルゴールなどのBGMとして取り入れることもできます。

実際に乳児園の保育者が選んだ「寝かしつけにおすすめの歌」にも挙げられています。

ブラームスの子守唄

ブラームスが作曲した「子守歌」も、世界的に知られている定番曲です。

オルゴールやピアノなどにアレンジされた音源も多く、「歌うのがあまり得意ではない」という保育士でも取り入れやすいでしょう。

ただし、音源を園内で使用する際は、利用する音源やサービスの利用規約も確認しておきましょう。

きらきら星

「きらきら星」は、子どもが普段から触れることの多い童謡です。

寝かしつけ専用の曲ではありませんが、テンポを落として優しく歌えば子守唄としても活用できます。

知らない歌よりも、普段から聞き慣れている歌のほうが安心する子どももいるため、一度試してみるとよいでしょう。

七つの子

「七つの子」は、野口雨情作詞・本居長世作曲の童謡です。

ゆっくりとしたテンポで、大きな声を出さなくても歌いやすいため、お昼寝の雰囲気を崩しにくい曲の一つです。

季節を問わず使いやすい点も保育園では便利でしょう。

赤とんぼ

秋を代表する童謡「赤とんぼ」も、寝かしつけに使いやすい曲です。

落ち着いたメロディーなので、通常より少しテンポを落とせば子守唄のように歌うことができます。

季節の歌を午睡にも取り入れることで、普段の保育活動とのつながりも生まれます。

夕焼け小焼け

「夕焼け小焼け」は、一日の終わりを思わせる穏やかな童謡です。

午睡だけでなく、夕方の合同保育などで子どもたちを落ち着かせたいときにも使いやすいでしょう。

ぞうさん

普段は楽しく歌う「ぞうさん」も、テンポと声量を落とすことで子守唄として使えます。

特に低年齢児の場合、「寝るための歌」そのものより、自分が知っている歌を保育士が優しく歌ってくれることで安心するケースもあります。

子どもの好きな童謡をいくつか把握しておくと、寝かしつけの選択肢が増えるでしょう。

ふるさと

「ふるさと」も、ゆったりと歌いやすい楽曲です。

乳児向けというより、歌をよく知っている3~5歳児などの午睡時に使いやすいでしょう。

歌詞をはっきり聞かせるというより、静かに鼻歌に近い声量で歌う方法もおすすめです。

大きな古時計

「大きな古時計」は一定のリズムで進むため、ゆっくり歌えば寝かしつけにも使えます。

通常通りに歌うとややテンポが速いため、午睡時には意識的にテンポを落とすのがポイントです。

さんぽ

「さんぽ」は元気なイメージが強い曲ですが、保育現場では子どもの好きな曲をゆっくり、小さな声で歌って寝かしつけるケースもあります。

実際に現役保育士への取材記事では、「さんぽ」を普段よりゆっくり歌う寝かしつけ方法が紹介されています。

「子守唄らしい曲」にこだわるのではなく、その子が安心できる歌を子守唄にするという考え方も取り入れてみましょう。

保育園で子守唄を取り入れるメリット

午睡に入る合図をつくれる

毎日同じタイミングで子守唄を歌うと、

「布団に入る」
↓
「部屋が静かになる」
↓
「先生が子守唄を歌う」
↓
「眠る」

という一定の流れをつくりやすくなります。

特に0~2歳児では、その日の気分によって寝つきが大きく変わることもあります。

「この曲が聞こえたらお昼寝」という分かりやすいルーティンをつくることは、午睡へ気持ちを切り替える一つの方法になります。

保育士の声で安心感を与えやすい

音源を流すのと、いつも接している保育士が直接歌うのとでは、子どもにとって受ける印象も異なります。

特に乳児の場合、歌そのものだけでなく、保育士の声を聞いたり、背中をトントンしてもらったりすることで落ち着くことがあります。

こども家庭庁が紹介する乳児クラスの保育士の一日でも、午睡時には絵本を読んだり、背中を優しくトントンしたりしながら安心して眠れる環境をつくる様子が紹介されています。

参考:こども家庭庁「保育士の一日(乳児クラス)」

特別な道具がなくても始められる

子守唄の大きなメリットは、特別な設備を用意しなくても始められることです。

音楽プレーヤーを準備したり、毎回音源を選んだりしなくても、保育士がその場で歌えます。

「今日はこの子だけなかなか寝ない」という場合にも、個別の寝かしつけ方法としてすぐに試せるでしょう。

保育園で子守唄を歌うときのコツ

小さめの声でゆっくり歌う

普段の音楽活動と同じ声量で歌うと、逆に子どもが楽しくなってしまうことがあります。

寝かしつけの場合は、

  • 普段よりテンポを落とす
  • 声量を抑える
  • 急に音程や声の大きさを変えない
  • 一定のリズムで歌う

などを意識するとよいでしょう。

上手に歌う必要はありません。

子どもに歌を聞かせるというより、眠る空間の一部として静かな声を届けるくらいの感覚がおすすめです。

トントンなどの動きとリズムを合わせる

背中や身体をトントンしながら寝かしつける場合は、歌と動きのリズムを合わせるのも一つの方法です。

曲の途中でリズムを頻繁に変えるのではなく、できるだけ一定にします。

ただし、子どもによっては身体に触れられることを好まない場合もあります。

すべての子に同じ方法を使うのではなく、その子が落ち着きやすい方法を探しましょう。

何曲も続けて歌わない

寝ないからといって次々に曲を変えてしまうと、子どもが歌そのものに興味を持ち、かえって眠れなくなることがあります。

「ゆりかごのうたを繰り返す」など、曲数を絞って淡々と歌ったほうが午睡の雰囲気を保ちやすいでしょう。

クラス全体で使う場合は「午睡のときはこの2曲」と決めてしまう方法もあります。

子どもによって寝かしつけ方を変える

同じクラスでも、「歌を聞くと寝る子」「トントンすると寝る子」「何もしないほうが寝る子」「保育士が近くにいるだけで寝られる子」など、眠り方はさまざまです。

子守唄は便利な方法ですが、全員に効果があるわけではありません。

一人ひとりの生活リズムや様子を見ながら、その子に合った方法を選びましょう。

子守唄を歌っても寝ないときは?

子守唄を歌っても寝ないからといって、「寝かしつけ方が悪い」とは限りません。

そもそも眠くなければ、どれだけ子守唄を歌っても眠れないことがあります。

例えば、

  • 朝起きた時間が遅かった
  • 登園前に寝てきた
  • 午前中の活動量が少なかった
  • いつもより興奮している
  • 環境の変化があった
  • 体調に違和感がある

など、さまざまな原因が考えられます。

寝かせることそのものを目的にするのではなく、まずは落ち着いて身体を休められる環境をつくりましょう。

また、毎日の睡眠時間や寝つき方に大きな変化がある場合は、登園時の保護者との会話や連絡帳などを通じて、家庭での睡眠状況も確認すると原因を探りやすくなります。

音源を使う場合は「流しっぱなし」に注意

子守唄を保育士が歌うのではなく、オルゴールやBGMを流している園もあるでしょう。

音源を使えば保育士が歌い続ける必要がないため便利ですが、ずっと音楽を流し続ける必要はありません。

午睡へ入るまでの10~20分程度だけ使い、子どもたちが眠ったら止めるなど、園内で運用方法を決めておくのもよいでしょう。

また、YouTubeや音楽配信サービスなどを園内BGMとして利用する場合は注意が必要です。

JASRACでは福祉施設や教育機関におけるBGMについて一定の使用料免除制度を設けていますが、サービス側が「個人利用のみ」と定めているケースもあるため、著作権だけでなく使用する音源サービスの利用規約も確認する必要があります。

参考:JASRAC「BGMオンライン申請」

子守唄を使うときも午睡中の安全確認を忘れずに

子守唄によって子どもが眠った後は、午睡中の安全管理が重要です。

特に乳児の場合は、寝ついたからといってそのままにするのではなく、睡眠中の身体の向きや呼吸、顔色などを継続して確認する必要があります。

こども家庭庁は、1歳になるまでは医学上の理由がある場合を除いてあおむけに寝かせることを呼びかけています。

参考:こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~」

また、教育・保育施設向けの事故防止ガイドラインでは、午睡中も子どもの様子や表情の変化を確認できる程度の明るさを確保することなどが示されています。

子守唄や暗めの照明によって落ち着いた環境をつくることは大切ですが、安全確認が難しくなるほど暗くしないことも重要です。

参考:こども家庭庁「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」

ICT化で職員の負担を減らし保護者満足度を上げる

保育園では、子どもへの支援だけでなく、保護者との情報共有や日々の入退室管理も重要な業務です。

こうした業務をデジタル化することで、職員の負担を減らしながら、保護者にとっても「子どもの様子がわかる」「施設に到着したことを確認できる」といった安心につなげられます。

ビヨンド連絡帳

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「ビヨンド連絡帳」は、施設と保護者の連絡をデジタル化できる連絡帳システムです。

日々の子どもの様子や連絡事項をオンラインで共有できるため、紙の連絡帳を準備・管理する手間を減らせます。また、保護者側もスマートフォンなどから内容を確認でき、時間や場所を問わず施設からの連絡を受け取れます。

保護者との情報共有をスムーズにしながら、職員の連絡業務を効率化したい場合におすすめです。

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「ビヨンド入退くん」は、子どもの入室・退室を記録し、保護者へ通知できる入退室管理システムです。

「施設に無事到着したか」「いつ退室したか」を保護者が確認できるため、送迎や帰宅時の安心につながります。職員にとっても、電話で行っていた入退室確認をデジタル化することで、記録や確認作業の負担軽減が期待できます。

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おすすめの子守唄を紹介してきましたが、「この曲を聞かせれば必ず眠る」という曲があるわけではありません。

「ゆりかごのうた」で眠る子もいれば、「きらきら星」が好きな子、先生にトントンしてもらうだけで眠れる子もいます。

そのため保育園では、特定の曲の効果に期待するというより、

布団に入る→照明を落とす→先生が静かに話す→いつもの子守唄を歌う→眠る

という一連の流れをつくることがポイントです。

また、一人ひとりの寝つき方を保育士間で共有しておけば、担当者が変わった場合でも同じように対応しやすくなります。

子守唄は、特別な道具を使わず今日から始められる寝かしつけ方法です。定番の子守唄だけにこだわらず、子どもたちが安心できるお気に入りの一曲を見つけてみてください。