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塾におけるLINEの活用方法は?機能やメリット、導入事例、注意点まで一挙解説!

今、業界や業種を問わずビジネスでLINEを活用する事例が増えていますが、学習塾もその1つです。本記事では、実際に塾の経営でLINEを活用しようか検討している方々向けに、塾の経営でLINE導入が必要な理由、LINE公式アカウントの機能、LINEを塾で活用するメリット、注意点を解説します。実際に塾でLINEの導入を検討している方々は、ぜひ参考にしてください。

塾の経営にLINEの導入が必要とされる理由

なぜ塾の経営にLINEの導入が必要なのか、理由を3つのポイントに分けて解説します。

LINEの利用率は全SNSのなかで1位

総務省が2021年度に発表した「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、LINEは国内で普及している全SNSのなかでは利用率1位を誇ります。つまり、日本の大部分の世帯でLINEが使用されている計算です。年齢別でも、10代から40代までのLINE利用率は90%を超えるほどの人気ぶりです。

引用:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省統計局)

LINEは他のどのアプリよりも普及しているうえに、電話やメールよりも使用頻度が高いため、生徒や保護者への連絡手段として適しています。

参考:総務省|情報通信政策研究所|情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

連絡をすぐに確認してもらえる

LINEは使用頻度が高いアプリのため、LINEのチャット画面に配信されたメッセージはさほど時間を置かずに確認しやすいのがメリットです。

ポップアップ通知が許可されている場合、LINEからのメッセージがスマートフォンのホーム画面やロック画面に表示されるため、アプリを開かずとも手軽に内容を確認できる点も便利です。従来のメールよりも開封率が高く、確認までの時間も早い傾向があります。

個別フォローがしやすい

LINEの場合、チャット機能を通じて各生徒と1to1でのコミュニケーションができ、密な連絡が取り合えます。テキストだけでなく画像や動画も送れるため、講義後に生徒への個別フォローがしやすいのもメリットです。

生徒や保護者にとっても生活に密着した親しみのあるアプリのため、利用者に負担をかけずスムーズに導入しやすい一面もあります。

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塾の経営で活用できるLINEの機能

LINE公式アカウントでは、月額料金が無料のフリープランのほか、月額料金が5,000円のライトプラン、および月額料金が15,000円のスタンダードプランの3つのプランが提供されています。このうち、フリープランの範囲内で塾の経営に活用できるLINEの機能を解説します。

フリープランライトプランスタンダードプラン
月額固定費(税別)無料5,000円15,000円
無料メッセージ通数1,000通15,000通45,000通
追加メッセージ料金(税別)不可5円~3円
参考:料金プラン|LINE for Business

メッセージ機能

LINE公式アカウントのフリープランの場合、毎月1,000通までなら無料でメッセージの一斉配信を利用できます。配信通数がそれ以上になる場合は従量課金制に基づき有料になるため、注意が必要です。

メッセージには、通常のテキストのほか、スタンプや画像、動画なども表示できます。

例えば入会キャンペーンの宣伝など、より頻繁に情報発信したい場合は、タイムラインにメッセージを投稿する手もあります。タイムラインへの投稿の場合、特に投稿の回数制限はなく何度でも情報発信できます。

「いいね」を押してくれた友だちのタイムラインにも表示されるため、友だち以外の人々の目に留まる可能性も高まります。

チャット機能

LINE公式アカウントでは、個人のアカウントと同様、生徒や保護者と個別チャットが可能です。チャットでやりとりするメッセージは、毎月1,000通が上限のメッセージ配信にはカウントされません。

チャット機能が使えるのはあくまで友だち登録済みのユーザー間であるため、保護者や生徒側から塾のLINE公式アカウントを「友だち」として登録し、メッセージを送ってもらう必要があります。

LINEは利用頻度が高いツールだけに、通常のメールよりも迅速なやり取りが可能です。保護者にとっても塾のスタッフや講師との間でコミュニケーションしやすい傾向があります。

LINEコール

LINE公式アカウントでも、通常のLINEアカウント同様にLINEコールでの対応が可能です。保護者・生徒との間で個別チャットでは話が進まない場合、直接電話で話した方がより活発なやりとりができます。

LINEコールでは、休業日や営業時間外、あるいは電話対応ができない状況に合わせて、通話を受け付けない時間設定が可能です。また、音声通話だけでなくビデオ通話も利用でき、内容に次第ではビデオ通話の方がより円滑に意思疎通が進む場合があります。

LINEコールは電話代も無料のため、塾と保護者・生徒の双方にとってお得な上に、経費削減にも役立ちます。

「LINEは操作が難しくて覚えるまでに時間がかかりそう…」という塾オーナーの方は、入退室管理システムの「入退くん」の導入がおすすめです。簡単な設定だけで生徒の入退室が写真付きで保護者のLINEに届くようになります。

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塾の経営でLINEを活用するメリット

塾の経営でLINE公式アカウントを活用する際、どのようなメリットがあるのかをポイント別に解説します。事例も交えて解説するので、実際に塾経営でLINE公式アカウントを活用するイメージがしやすくなるでしょう。

業務効率が上がる

LINEの活用は塾の業務効率向上に役立ちます。

ある学習塾の事例では、それまでメールやプリントを手段に行っていた連絡をLINE公式アカウントでの通知に切り替えたところ、業務効率が上がりました。例えばメール1本書くにしても文面を整える必要がありますが、LINEなら簡潔にメッセージ内容をまとめられます。

電話対応やメールでの個別連絡、プリントの作成などにかけていた時間が削減でき、本来の業務により多くの時間を投入して指導力アップを図ることが可能です。指導の仕方が上達すれば生徒の理解力もアップして成績が上がり、保護者の満足度も高まるなどの良い循環が生まれます。

緊急時の一斉連絡が容易

LINE公式アカウントがあれば、緊急時でも一斉配信の機能を使って受講生や保護者に連絡を取ることが可能です。

電話の場合は個別での対応に時間がかかり、メールでは確実に開封されない場合があります。その点LINEなら、地震や台風などの自然災害、あるいは新型コロナウイルスのように社会全体に影響を及ぼす変化が起こっても、休講など塾の対応や方針を迅速に連絡可能です。

過去のやり取りを残せる

LINE公式アカウントの場合、過去のやり取りを履歴として保存できるため、どのような連絡内容だったかをあとでチェックしたい場合などに便利です。

しかも個人アカウントではなく複数人で管理可能なため、情報が共有されて別の担当者への引き継ぎもしやすいうえに、やり取りの内容や対応品質に問題がないかも相互チェックして改善できるのもメリットです。

連絡事項が伝わったか確認できる

LINEでは、相手がメッセージ内容に目を通した後に、必ず「既読」が付きます。この既読機能のおかげで、連絡事項が生徒や保護者に確実に伝わったかを確認できます。

また、やり取りが文章で残るため伝達ミスがなかったかどうかもチェックしやすく、例えば電話のやり取りで起こりがちな認識違いなどの問題も回避可能です。

保護者満足度が向上する

ある学習塾の事例では、LINE公式アカウントを導入して連絡ツールとして活用して以来、生徒や保護者との連絡を密に取りやすくなりました。コロナ禍にあっても、ただ休講にするだけでなく生徒から課題の写真をLINEで送付してもらい、オンラインで課題を解説するといったサービス提供も実現できています。

LINEを通じた取り組みでサービスの質が高まると、おのずと保護者満足度は向上します。結果、「あそこの塾の対応は良い」などの口コミが広がり、新たな受講生紹介につながるといった効果も見込めます。

LINEで通知が送られる入退室システム「入退くん」の導入により、保護者満足度が高まったという声も多く寄せられています。

(入退くんは)LINEにも対応してくれているので「連絡を見逃すことがなくなった」と保護者の方がおしゃっていました。

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塾の経営でLINEを活用する際の注意点

塾の経営でLINE公式アカウントを活用する際に気を付けるべき注意点を、ポイント別に解説します。LINEは便利なツールですが、運用を間違えると無駄なコストや手間が発生する場合があるので、念頭に置いておきましょう。

メッセージの配信数によっては費用がかかる

前述のとおり、LINE公式アカウントのフリープランでは、毎月1,000通まで無料でメッセージを配信できるものの、それ以上を超えると料金が発生します。

そのため、友だちの登録者数および配信メッセージの通数をカウントしながらの運用が重要です。なお、1通あたり最大3件の吹き出しが配信可能です。

メッセージ配信数が月1,000通を超える場合は、最大15,000通まで配信できるライトプラン、あるいは最大45,000通まで配信がスタンダードプランへの移行がおすすめです。

チャット機能を使うには友だち側からメッセージを送る必要がある

LINE公式アカウントのチャット機能を保護者や生徒との間で使う場合、相手に友だちとして登録してもらった上で、まず先方から何らかのメッセージを送ってもらう必要があります。これなしでは、塾サイドから保護者や生徒にチャットでのアプローチはスタートできません。

「友だち登録したら、短いテキストでもスタンプでも構わないので送ってほしい」などと事前に伝えておきましょう。

また、友だち登録後にブロックされた場合、塾サイドでは解除ができないため、生徒や保護者サイドに対応してもらう必要があります。

まとめ

LINEを塾の経営に活用することで、保護者や生徒への連絡や個別のやりとりが円滑に進み、費用削減や業務効率向上などの効果が得られます。サービスが向上すると、良い評判が新たな生徒紹介に結びつく可能性もあります。本記事で解説した活用のメリットや注意点をぜひ参考にしてください。

LINEをより効果的に活用するには、学習塾やお稽古事に特化した入退室管理システム「入退くん」の活用がおすすめです。利用料金は月額1人当たり55円と業界最安価格で、初期費用はかかりません。通知先をLINEに設定することも可能で、メッセージの一斉配信にも対応しています。

「入退くん」は、多くの塾オーナーや保護者の方に「便利」「安心できる」と好評です。

「いきなりLINEの使い方を覚えるのは難しいが、連絡は効率的に行いたい」という方でも扱いやすいシンプルな設計なので、まずは無料トライアルからお試しください。

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入退室管理システム 入退くん
この記事を監修した人

大場元騎(学習塾経営者)
経歴:東京都内にて学習塾2校の立ち上げ・経営
「入退くんは保護者の安心はもちろん
塾運営の効率化にも役立っており、感謝しています!」