入退室管理システムには様々なサービスがありますが、なるべく安価で手軽に導入できるサービスを探していると、弊社の「ビヨンド入退くん」と株式会社エクレの「LINE入退クラウド」で迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は実際に両方のシステムを使ってみた上で、コストだけでなく、塾や学童で重要な機能面やセキュリティ面についても徹底比較していきます。
※2026年10月時点の情報です。詳細は公式サイトにてご確認ください。
料金面でのビヨンド入退くんとLINE入退クラウドの比較
共通点
ビヨンド入退くんとLINE入退クラウドの共通点としては、一般的なPCやタブレットで導入できるという点が挙げられます。特別な機器が不要なため、普段お使いのPCや古いタブレットを活用でき、他の入退室管理システムよりも費用を節約できるでしょう。
また、両者ともLINE通知が可能です。LINE通知をする場合は「LINE公式アカウント」の利用が必須となり、別途LINEヤフー社への支払いが発生する場合があります。
ビヨンド入退くん
ビヨンド入退くんは初期費用無料、60名までの月額基本料が3,300円(税込)と、同程度の機能の入退室管理システムでは業界最安級です。61名以降は、1名あたり55円(税込)で追加できます。
オプションとして設置代行22,000円、生徒登録代行3,300円が用意されていますが、今までに利用した拠点はほぼなく、ITスキルに自信がないとおっしゃる方も問題なく設定できています。
LINE通知を利用する場合は、LINEアカウントの作成作業が不要な「ビヨンド入退くんのLINEアカウント」を使うタイプと、ビヨンド入退くんへの追加費用が不要な「自社のLINEアカウント」を使うタイプから選択可能です。
「ビヨンド入退くんのLINEアカウント」を使う場合は、1通あたり3円の送信料がかかります。
なお、LINE通知の費用は、実際の通知回数に応じて発生する仕組みです。
そのため、「LINEを利用したくない保護者」と「LINEで通知を受け取りたい保護者」が混在している場合でも、それぞれの希望に合わせて柔軟に対応できます。 必要な方にだけLINE通知を送ることで、無駄な費用を抑えながら保護者一人ひとりに適した通知方法を提供できます。
社内共有用の資料もご用意しておりますので、お気軽にお申し付けください。
営業メールなし!
LINE入退クラウド
| ライトプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
|---|---|---|
| 1,650円/月 | 2,750円/月 | 3,300円/月 |
| 生徒30名まで | 生徒60名まで | 生徒500名まで |
LINE入退クラウドは、初期費用無料、月額費用1,650円~3,300円で導入できます。2026年11月時点で、税込かどうかの表示はありませんでした。
LINEを使用しないWebPushプランは月額4,950円で使い放題ですが、同じ拠点に「LINEは教えたくない保護者」と「LINEで通知してほしい保護者」が混在する場合は柔軟な対応ができない点に注意しましょう。
また、LINE入退クラウドはLINEアカウントを提供していないため、LINE通知が必要な場合は必ず自社のLINE公式アカウントを作成する必要があります。
機能面でのビヨンド入退くんとLINE入退クラウドの比較
共通点
「QRコードやICカードで入退室を記録する」「児童・生徒の入退室を通知する」「通知に写真を添付する」という基本機能は同じです。
入退室機能の比較
| 機能 | ビヨンド入退くん | LINE入退クラウド |
|---|---|---|
| 入退室履歴の確認・出力 | 〇 | 〇 |
| 入退室通知 | LINE、メール(併用可能) | LINEまたはプッシュ通知(併用不可能) |
| 混雑率表示 | 〇 | ✕ |
| 入退室時のポイント付与 | 〇 | 〇 |
| 滞在時間に応じたポイント付与 | 〇 | ✕ |
| 1日限りのゲスト用コード発行 | 〇 | ✕ |
| 複数通知先追加 | 〇 | 〇 |
ビヨンド入退くんは入退室時や滞在時間に応じて自動でポイントを付与することができますが、LINE入退クラウドは入退室時の自動付与か、手動での付与となります。
ビヨンド入退くんは、お客様の声にお応えして、1日限りのゲスト用コードを発行する機能をリリースしました。見学や短期講習、保護者面談など、1日限りの入退室での本人確認が可能です。なりすまし防止や当日の混乱防止など、生徒や保護者のことを考えた施設に重宝されています。
また、ビヨンド入退くん施設の定員や混雑率を表示する機能も備えており、児童館や自習室などの混雑状況を事前に確認できます。利用者は施設の空き状況を把握したうえで訪問するかどうかを判断できるため、混雑を避けた快適な施設利用につながります。
業務管理機能の比較
| 機能 | ビヨンド入退くん | LINE入退クラウド |
|---|---|---|
| スタッフの勤怠管理 | 〇 | ✕ |
| 勤怠データの集計・出力 | 〇 | ✕ |
| 複数拠点管理 | 〇 | ✕ |
| 給与システムとの連携 | 〇 | ✕ |
| 面談管理 | ✕ | 〇 |
| メッセージ一斉送信 | 〇 | 〇 |
ビヨンド入退くんは、これ一つでスタッフの勤怠管理(出勤、退勤、有給申請など)や勤怠管理データの出力、給与システムとの連携が可能です。そのため他に勤怠管理システムを導入する必要がなく、それだけでも月額数千円の節約になります。
LINE入退クラウドは、LINEから面談の予約が可能で、管理画面でも面談予約の状況が確認できます。
一方で複数拠点を管理する方法がないため、2拠点以上を運営している、あるいは運営する予定の方はビヨンド入退くんの方が管理しやすいでしょう。
カスタマイズ性の比較
| 対応項目 | ビヨンド入退くん | LINE入退クラウド |
|---|---|---|
| カメラのON/OFF切替 | 〇 | 〇 |
| ユーザーごとの写真送付ON/OFF切替 | 〇 | 〇 |
| 入退室通知の文章変更 | 〇 | ✕ |
| ポイント付与回数制限 | 〇 | ✕ |
| 学年区分の独自設定 | 〇 | ✕ |
| 外部システムとのAPI連携 | 〇 | ✕ |
| 独自機能の追加開発 | 相談可 | ✕ |
| デザインの個別変更 | 相談可 | ✕ |
| 年度初めの学年一括更新 | 〇 | ✕ |
LINE入退クラウドは「入退室管理・通知」を中心としたシンプルな機能性です。一方でビヨンド入退くんは、ご自身の施設の雰囲気や方針に合わせて、細かくカスタマイズすることができます。
ビヨンド入退くんでは、お客様から寄せられるご意見やご要望を積極的に取り入れ、上記のようなカスタマイズを始めとする継続的な機能改善・追加を行っています。例えば、「ゲスト訪問機能(1日限りのゲスト用コード発行・予約管理)」や「混雑状況確認機能」も、実際のお客様の声から生まれた機能です。
さらに2026年には、「保護者の方との出欠連絡やお迎え方法の連絡を効率化したい」とのご要望を受け、「ビヨンド連絡帳」という連絡帳サービスもリリースしました。お客様のご負担を考え、60名までは追加料金なしで提供しております。
ビヨンド入退くんは、ただ機能を提供するだけでなく、実際に利用する現場の声を大切にしながら進化を続けるサービスです。 これからもお客様一人ひとりの声に耳を傾け、施設の運営に寄り添いながら、ともに育てていけるサービスを目指してまいります。
安全性・安定性でのビヨンド入退くんとLINE入退クラウドの比較
保護者の方や児童・生徒の個人情報を預かる上で、セキュリティや安定性はとても大事な項目です。たとえ導入費用を安く抑えられても、個人情報の漏洩やシステム障害が発生すれば、損害賠償や訴訟対応など、想定外の高額な費用が発生する可能性もあります。
そのため、目先の価格だけでなく、長期的に安心して運用できるシステムかどうかを見極めることが大切です。ここでは以下の4つの視点で、安全性・安定性を比較していきます。
- セキュリティ・安定性対策
- 第三者認証
- 誤操作・いたずら防止
- 開発会社の信頼性
セキュリティ・安定性対策について
ビヨンド入退くん
ビヨンド入退くんは、全国展開する学習塾や100以上の自治体に導入されるなど、高いセキュリティ水準と安定した運用が求められる現場でも活躍しています。
- 2段階認証が可能、万が一パスワードを流出させてしまっても安心
- サーバは24時間365日監視、障害発生時も即時検知と迅速な復旧に対応可能
- 安定したサーバ運用に努めており、システム稼働率は99.9%以上(2019年度実績)
- 最大規模のシェアと最高峰のセキュリティを誇り、政府機関での採用も進むAWSを採用
直近5年で見てもシステムにアクセスできないようなサーバ障害は発生しておらず、いつでも安心して使える運用を実現しております(集計期間:2020年1月~2026年10月)。
LINE入退クラウド
LINE入退クラウドも、2段階認証の設定が可能です。
一方、プライバシーポリシーでは定期的なセキュリティ監査や従業員への教育・監督を行っていることが明記されているものの、具体的なシステム稼働率、サーバー監視体制、どのような教育を行っているかなどは確認できませんでした。
また直近では、2026年3月にシステムにアクセスできないレベルのサーバー障害が起きたことが確認できます。
第三者認証について
ビヨンド入退くん
ビヨンド入退くんを提供するBPS株式会社は、個人情報を適切に管理している事業者に与えられる「プライバシーマーク」を設立当初から継続して取得しています。
さらに、情報セキュリティの管理体制が国際的な基準を満たしていることを第三者機関が審査・認証する「ISO/IEC 27001(ISMS認証)」も取得。国内外で広く認められている基準に基づき、個人情報の保護や情報セキュリティ対策に継続して取り組んでいます。
LINE入退クラウド
LINE入退クラウドに関しては、ISMS認証やプライバシーマークの取得についても、2026年11月時点で公式データベースには掲載されておりませんでした。
参照:JIPDEC「プライバシーマーク付与事業者検索」、ISMS-AC「ISMS認証取得組織検索」
誤操作・いたずら防止について
ビヨンド入退くん
ビヨンド入退くんは、管理画面と入退室用の画面(QRコードをかざす画面)が別になっております。そのため、児童・生徒が誤って管理画面を操作してしまう心配がなく、安心して運用できます。
また、入退室用の画面はWebアプリとして動作するため、子どもや第三者がブラウザを開いて別のWebサイトを閲覧したり、入退室管理以外の操作をしたりすることも防げます。
LINE入退クラウド
LINE入退クラウドは管理画面内に入退室用の画面が設置されており、設計上、児童・生徒が管理画面を簡単に閲覧・変更することができてしまいます。
ビヨンド入退くん編集部でも実際に使ってみましたが、特に子どもが多い施設では、悪意がなくても偶発的に情報流出に繋がる可能性が否めないと感じました。
開発会社について
ビヨンド入退くん
| 従業員数(2026年時点) | 64名 |
| 設立 | 2007年10月31日 |
| 代表者 | 代表取締役 渡辺正毅 |
ビヨンド入退くんを開発・提供するBPS株式会社は、入退室管理システムだけでなく、全国の小学校で利用されるデジタル教科書向けビューアをはじめ、大手金融サービスや大学のシステム開発も手掛けています。
2017年に提供を開始したビヨンド入退くん(旧入退くん)も、高い信頼性やセキュリティが求められる分野で培ってきた豊富な開発経験と技術力を活かした、安心してご利用いただけるサービスです。
運営チームには情報セキュリティに関する国家試験「情報処理安全確保支援士試験」の合格者が多数在籍しており、ITスキルに自信がないお客様にも「何かあったときに安心」と言っていただける会社です。毎年情報セキュリティ研修を実施し、社内全体のセキュリティ意識と対応力の向上にも取り組んでいます。
先日のような新たな脆弱性が発見された際にも、速やかに社内で情報を共有し、影響範囲の確認や必要な対策を実施する体制を整えています。
LINE入退クラウド
| 従業員数 | 不明(被保険者1名) |
| 設立 | 2013年2月 |
| 代表者 | 山本英幸 |
LINE入退クラウドを開発・提供する株式会社エクレは、2013年に設立された大阪府の企業です。学習塾の運営経験を持ち、現在はLINE入退クラウドの開発・運営のほか、Webサイト制作やデジタルマーケティング支援なども手がけています。
2025年3月にLINE入退クラウドの提供を開始し、その後もWebPush入退クラウドや勤怠管理システムなど、サービスの展開を進めています。実際の教室運営で培った経験を活かし、教育現場のニーズに合わせたシステム開発を行っている点が特徴です。
参照:https://info.gbiz.go.jp/hojin/ichiran?hojinBango=6120901032280
サポート体制に関するビヨンド入退くんとLINE入退クラウドの比較
ビヨンド入退くん
ビヨンド入退くんは公式サイトによくある質問ページや問い合わせフォームが設置されているほか、個別のオンライン説明会も設けられており、導入前の不安や困りごとを解消した上で運用を開始することができます。
導入後も利用者様専用の問い合わせフォームから、いつでも質問可能です。弊社スタッフが現場にお伺いして設置代行を行う場合は別途費用がかかってしまいますが、ほとんどの方は利用せずに導入できております。
自治体単位での導入の場合は、「現地での説明会」「利用者様向けマニュアル」「プロポーザルへの対応」など、柔軟な対応が可能です。詳細については、お問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。
LINE入退クラウド
LINE入退クラウドでは、導入時の初期設定を無料でサポートしています。設定動画による案内、遠隔操作によるセットアップ、チャットでの案内の3つから、利用者に合った方法を選択できます。
一方、いざという時の問い合わせ方法、現地への設置代行や登録代行があるかは確認できませんでした。また自治体単位での導入実績は確認できず、お問い合わせフォームもないため、個別的な対応ができるかどうかは不明です。
ビヨンド入退くんとLINE入退クラウド、どっちを使うべき?
どちらも低価格で導入できる入退室管理システムですが、どのような方針で導入するかによって、選ぶべき視点は異なります。
特に、児童・生徒や保護者の大切な個人情報を取り扱う施設では、情報漏洩やシステム障害のリスクにどのような対策が講じられているかも重要な判断基準です。
安全性とコスパ重視ならビヨンド入退くん
ビヨンド入退くんの魅力は、なんといってもセキュリティや安定性の高さと、機能性の高さです。
同程度の機能が揃ったシステムは月額5,000円を超えるケースが多いなか、勤怠管理や細かいカスタマイズができて月額基本料3,300円と、コストパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。
特に写真付きの入退室通知は「確実な本人確認ができる」という点で保護者からのニーズが高いものの、万が一顔写真や入退室履歴が外部に流出した場合、子どもの行動パターンや所在を第三者に知られ、犯罪に悪用されるリスクもあります。そのため、安さや利便性だけでなく、個人情報を適切に保護できるセキュリティ体制が重要です。
「保護者の満足度アップにつなげたい」「安心・安全・安さを両立させたい」「セキュリティの知識がないから安心して任せられる会社がいい」という方はビヨンド入退くんをおすすめします。
予算重視ならLINE入退クラウド
LINE入退クラウドの魅力は、低価格で基本的な入退室管理機能を利用できることです。
QRコードやICカードによる入退室記録、写真付き通知など、入退室管理に必要な最低限の機能を備えています。そのため、「セキュリティ対策は自分でできるから、できるだけ低予算で導入したい」という施設にはLINE入退クラウドが選択肢となるでしょう。
一方で、セキュリティ対策やシステムの安定性を裏付ける客観的な情報や、日常的なサポートの対応範囲や問い合わせ先、万が一トラブルが発生した際の対応体制についての情報は確認できませんでした。
そのため、情報セキュリティに詳しい人材がいない施設は特に、安全性やサポート範囲を加味して判断する必要があるでしょう。
ビヨンド入退くんの導入を検討されている方へ
ビヨンド入退くんでは、導入前の疑問や不安を解消していただけるよう、個別のオンライン説明会を開催しています。
「自分たちの施設ではどんな使い方ができる?」
「実際の操作画面を見てみたい」
「セキュリティ対策や導入後のサポートについて詳しく知りたい」
そんな疑問にも、スタッフが施設の運用状況やご要望に合わせて丁寧にお答えします。
入退室管理システムは導入して終わりではなく、毎日安心して使い続けられることが大切です。
もちろん、説明会を聞いて合わないなと感じたら無理に契約しなくても構いません。
弊社からの営業連絡は行っておりませんので、まずはお気軽にオンライン説明会へお申し込みください!



