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フィットネスジムを経営するには?手順や開業の方法などを解説

フィットネスジムを経営するためには、さまざまな準備をする必要があります。

この記事では、フィットネスジムを経営したいと考えている人に向けて、フィットネスジムの経営を始める方法や費用について解説します。経営を成功させるためのポイントや注意点も解説するため、ぜひ参考にしてください。

ライター飯塚
ライター飯塚

筋トレ歴5年、元ジム経営系メディアのライターである私が、ところどころ知識や意見を挟んでいきます!

スポーツジムの種類

一口に「スポーツジム」といっても種類があります。ジムの種類によって提供されているサービスは異なるため、注意が必要です。ここでは、スポーツジムの種類について、特徴とともに解説します。

パーソナルジム

パーソナルジムは、専属のトレーナーがついてマンツーマンでレッスンを受けられるスポーツジムです。ジムに通った経験がなくても、専門的な指導のもとで正しく体を鍛えられます。また、普段の食生活も含めてトータルでアドバイスしているので、目標達成のために必要なことが具体的にわかります。個別に指導する分、料金は高めです。

執筆者
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1回あたり1万円前後が相場で、3000~5000円くらいが低価格帯です。栄養補助も付けるとさらに高額になります。

客層は、結婚式を控えた若い女性や、本気で大会優勝を目指すトレーニーが多いです。一般層に普及してきたとは言え高額なので、単なる健康やダイエットのために通う人は一握りですね。

フィットネスジム

フィットネスジムは、専属のトレーナーがおらず、自分のペースで自由にトレーニングを進めるスポーツジムです。そのため、フィットネスジムに通う人には、トレーニングに関する基本的な知識が必要となります。体を鍛えるための設備が一通りそろっており、本格的なトレーニングに取り組めます。パーソナルジムよりも料金が安く、気軽に通いやすいところがメリットです。

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月額7000円~9000円が相場でしたが、月額3278円のchocoZAPが一気に浸透したことで、低価格競争は今後避けられないかもしれません。

プロテインなどの物販で収益を伸ばしているジムもあるので、月会費を抑えて別の収益化ルートを考えても良いでしょう。

フィットネスジムの経営にかかる費用

フィットネスジムを経営する場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。イニシャルコストとランニングコストにわけて解説します。

イニシャルコスト

イニシャルコストとは、フィットネスジムを始めるための初期費用のことです。具体的には、物件の取得費、工事費、機材費、システム費、販促費などが含まれています。物件の状態や規模によっても、イニシャルコストとしてどの程度の費用がかかるか変化します。

自重トレーニングをメインとするフィットネスジムであれば最低限の設備をそろえるだけでいいため、機材費を抑えやすいです。また、オープンした後で少しずつ機材を増やしてもいいでしょう。

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初心者向けのフィットネスジムとなるとマシンも多く必要になるため、イニシャルコストは膨らみがち。

しかし、専門業者にまとめて発注することで、割安で揃えることもできますよ!

ランニングコスト

ランニングコストとは、フィットネスジムの運用費や維持費のことです。たとえば、毎月発生する家賃、人件費、水道光熱費などが含まれています。ランニングコストのなかでは、特に家賃と人件費が占める割合が大きいです。

家賃は立地がいいほど高くなる傾向があります。ただし、立地がいいと集客もしやすくなるでしょう。人件費もコンスタントに発生するため、スタッフを増やす際は慎重に判断する必要があります。

フィットネスジムを開業するまでの手順

フィットネスジムを開業するなら、まずは物件を探すところから始めましょう。フィットネスジムでは体を思い切り動かすため、防音性を重視して物件を探すべきです。周辺に迷惑がかからないよう配慮しましょう。

物件が決まったら機材やシステムなどの備品を準備します。必要なものをピックアップしたうえで、予算も考慮して何を導入するか決めましょう。さらに、税務署への開業届の提出も忘れずに行ってください。

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特に集合住宅の一室を借りようとしている人は要注意です!

引っ越しにもお金がかかるので、慎重に物件を選びましょう。

フィットネスジムを開業する方法

フィットネスジムを開業する方法は、大きくわけて2つあります。それぞれについて解説します。

個人経営する

フィットネスジムは個人経営も可能です。この場合、物件や機材などをゼロから用意し、フィットネスジムとして必要な環境を整えていく必要があります。また、フィットネスジムを経営するためにはトレーニングについての専門知識だけでなく、経営のスキルも必要です。たとえば、収支のバランスを適切に保つためのノウハウを理解している必要があります。

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個人経営は集客がかなり大変で、「アルバイト時代の方が稼げてた…」なんてことも。

資格の取得や大会の実績など、選ばれる理由を積極的に作ることが重要です!

フランチャイズに加盟する

フィットネスジムを開業する場合、フランチャイズに加盟するのもひとつの方法です。フランチャイズに加盟すると、フィットネスジムの運営に関するさまざまなノウハウを共有してもらえます。経営を軌道に乗せるためのサポートも受けられるため、初めての開業でも安心感があります。もともとブランド力があるので、スムーズに集客できるでしょう。

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フリーのパーソナルトレーナーやフランチャイズ経営を経験し、ある程度固定客が付いてジムを開業する方も多いです。

1店舗で年収1000万円を稼ぐトレーナーもいるので、夢が広がりますよね。

フィットネスジムの経営を成功させるコツ

フィットネスジムの経営を成功させるには、どうすればいいのでしょうか。ここでは、具体的なコツを解説します。

ニーズを意識する

フィットネスジムでしっかり集客するためには、顧客のニーズを正しく把握することが大切です。フィットネスジムの周辺環境を考慮し、どのような人がいるかイメージしましょう。ターゲットによっても、求められている機材は異なります。また、ターゲットにあわせて通いやすい料金を設定することも重要なポイントです。

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「女性」「20代」といったザックリした捉え方だと、ジムが一般化して競争が激化した現代となっては集客は難しいです。

「女性専用」「下半身痩せ特化」など、今は特徴やコンセプトを明確に押し出すジムが成功しやすいです。

立地を重視する

PR TIMES「ジムの選ぶ基準、8割以上が「値段」重視~スポーツジム・フィットネスクラブに関するアンケート調査~」より

フィットネスジムに集客するためには、特に立地が重要です。株式会社アスマークの調査(上図参照)では、男女ともに値段の次に立地を重視してジムを選ぶことが分かっています。

たとえば、駅の近くなど、なるべく人通りが多い場所が集客に最適です。駅の近くであれば予定の前後や休日にも立ち寄りやすいでしょう。ただし、出店場所を決めるときは、競合店が近くに存在するかどうかも必ず確認する必要があります。

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「競合があるから出店を控える」というのも一つの選択肢ですが、勝算があるなら顧客を奪うつもりで強気に出店するのもアリなのではないでしょうか?

また、穴場なのは住宅街にあるスーパーやショッピングモールの近く。週に2~5回ほど通う場所の近くにジムがあることで、「続けられそう」と印象付けることができます。

資金計画を立てる

経営においては、適切な資金計画を立てる必要があります。最初にかけたイニシャルコストを早い段階で回収できるような資金計画を立てましょう。そのためには、単に資金の使い方を考えるだけでなく、余計なコストを減らす工夫も必要です。無理のない範囲でコストを節約し、経営を軌道に乗せられるようにしましょう。

届け出を忘れずに行う

フィットネスジムを開業するうえでは、さまざまな届け出が必要です。たとえば、設備としてシャワー室を設ける場合は、公衆浴場法に基づく届け出を行う必要があります。ほかにも、都市計画法や建築基準法で定められた申請が必要なケースもあります。どのような届け出が必要なのか事前に確認しておき、正しく手続きを行ってください。

設備や管理体制を充実させる

フィットネスジムに対する満足度を高めるには、設備や管理体制も充実させなければなりません。たとえば、トレーニングルーム、ロッカールーム、シャワー室などは、最低限必要です。また、資金に余裕があれば駐車場も用意すると利便性が向上するでしょう。駐車場があると、車で通いたい人のニーズにも応えられます。

執筆者
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車移動がメインの地域では、駐車場を用意しないと路上駐車されてしまう可能性があり、近隣の方に迷惑がかかります。

少人数制の場合は、シャワー室・ロッカールームなしのジムも増えています。

フィットネスジムの経営における注意点

フィットネスジムの経営においては注意点もあります。ここでは、具体的な注意点について解説します。

開業前のリサーチを怠らない

フィットネスジムを開業するなら、開業前に徹底的にリサーチを行いましょう。立地物件の様子については、必ず現地を訪れてチェックすべきです。また、昼間の様子だけでなく、夜間の様子も確認しておくとよりよいでしょう。また、周辺や競合店の状況についても、入念にリサーチしておく必要があります。

執筆者
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女性客をターゲットにする場合、住宅街に構える場合は夜暗すぎないか?を確認しましょう。女性客は安全面もしっかり見ています。

施設や設備は適切に管理する

フィットネスジムの施設や設備は、安全面に配慮して適切に管理しましょう。特に、トレーニングマシンを安全に使えるよう、こまめに点検を行ってください。保証保守サービスについても確認しておくと安心です。また、重量のある機材を導入する場合は、コンクリート造の建物を選んだほうがいいでしょう。

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資金繰りに配慮する

フィットネスジムを開業するうえでは、資金繰りにも配慮が必要です。特に、個人で開業する場合、利益が出るまでに長い時間がかかる可能性があります。最低でも半年程度は生活できるよう、資金を貯めておくことが大切です。売上の見通しを立て、適切に資金を管理できるようにしてください。

執筆者
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雇われ時代とは違い、集客ができなければ収入は0円で借金だけが残ります。

年収1000万円以上を稼ぐ方も多いですが、最初から稼げるわけではないことを心得ておきましょう。

まとめ

フィットネスジムの経営を始めるには、さまざまな準備が必要です。機材も用意する必要があるため、資金を適切に使用する必要があります。この記事で解説したコツや注意点を押さえ、フィットネスジムをスムーズに経営しましょう。

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