会員管理システム9選（無料あり）｜ジム・スクール向けに最適な機能・連携・料金を比較！

会員管理システムは、ジムやスクール、学習塾、業界団体などの来店型・会員制ビジネスにとって、業務効率化と顧客満足の両立に欠かせない存在です。しかし一口に「会員管理」といっても、業種や規模によって必要な機能は大きく異なり、「どのシステムを選べば自社の管理を網羅できるか分からない」という声も少なくありません。

本記事では、ジム・習い事・スクールに最適化された会員管理システムを9個厳選し、それぞれの特徴・機能・料金をわかりやすく比較しました。これから導入を検討している方は、ぜひご活用ください。

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はじめに｜会員管理システムはジムやスクールになぜ必要？

フィットネスジムやスクール運営では、入退会手続き・月謝の請求・予約・出席管理・コミュニケーションなど、会員に関わる業務が非常に多岐にわたります。
Excelや紙での管理では「〇〇さんの電話番号どこだっけ？」という混乱の元になるほか、個人情報の漏えいなど大きなトラブルになりかねません。

業務効率化・トラブル防止・顧客満足度向上のためにも、会員管理システムの導入が必要なのです。

CRMとは違うの？

似たシステムでCRM（顧客関係管理）というものもあります。

会員管理システムは「誰が会員かを正しく管理するためのツール」であるのに対し、CRM（顧客関係管理）は「顧客との関係を向上して売り上げに繋げるためのツール」という違いがあります。
ただし、会員＝顧客であることが多いため、同じような意味で使われることも多いです。

比較項目	会員管理システム	CRM
主な対象	既存の会員	会員＋見込み顧客
目的	契約や利用状況の管理	売上アップ・関係構築
メール配信	一斉通知などが中心	セグメント別・シナリオ設計も可
例	月謝・予約・出席の管理	誕生日クーポン配信、離脱防止施策など

また、学習塾や習い事であれば、生徒管理システムや入退室管理システムを簡易的な会員管理システムとして活用する場合もあります。予算や目的に合わせて、どのように活用していくか判断すると良いでしょう。

【ジム・スクール向け】会員管理システムおすすめ9選

システム名	主な機能	特徴	料金目安	向いている業種	運営会社	公式サイト
SPIRAL	会員情報管理、決済、メール配信、API連携	カスタマイズ性◎、大手実績多数	初期費用100,000円~、月額費用50,000円~（データ量に応じて変動）	大手教育事業	スパイラル株式会社	https://www.spiral-platform.co.jp/solution/member/
hacomono	予約、決済、会員管理、入退室連携	ジム特化、モダンなUI	初期150,000円、月35,000円/店舗	フィットネスジム	株式会社hacomono	https://www.hacomono.jp/
Smart Hello	会員管理、予約管理、来店履歴管理、売上管理	来店型ビジネス向けオールインワン設計	月額10,000円～（プランによる）、初期費用15万円	フィットネスジム・スクール	株式会社システムディ	https://smart-hello-lp.com/
STORES 予約	月額課金機能、予約管理、顧客管理カルテ	多業種に対応。	9,790 円/月～（無料プランあり）	教室・サロン・オンラインレッスン・ジム	STORES 株式会社	https://stores.fun/reserve
SCHOLA＋（スコラプラス）	会員情報管理、成績管理、出席管理、入退室通知	保護者とのコミュニケーションを強化。	初期費用0円、月額12,000円～（オプションあり）	学習塾・習い事	VISH株式会社	https://www.buscatch.com/scholaplus/
SmartCore（スマートコア）	会員管理、会費管理、メール配信、資格管理、デジタル会員証	カスタマイズ性が高く無駄がない	初期費用0円～、月額費用14,000円～	学会、公益法人、NPO法人など	株式会社イーストゲート	https://smartcore.jp/homepage/1.features/modelcases/modelcases_kyoukai.html
MiiT+（ミータス）	チーム運営、会員・スケジュール管理	部活や教室の連絡にも対応	月額0円〜（＋システム利用料）	習い事・各種団体	株式会社インターナショナルスポーツマーケティング	https://miitus.jp/
Airリザーブ	予約管理、顧客台帳、ネット予約、リマインド通知、顧客履歴検索	シンプル操作、導入数多数	月額0円〜	教室・サロン	株式会社リクルート	https://airregi.jp/reserve/
MOSH	予約・決済・顧客管理、サブスク・コンテンツ販売	LINE連携◎、1人起業にも対応	月額費用0円（＋決済手数料＋サービス手数料）	インストラクター、オンラインスクール、オンラインサロン	MOSH株式会社	https://mosh.jp/

1.SPIRAL（スパイラル）｜大手法人向けの高機能システム

SPIRALは、大手法人や金融、教育機関など複雑かつ大量の個人情報を扱う事業向けの、高機能CRMプラットフォームです。

• 主な機能：会員情報管理、決済、メール配信、API連携
• 特徴：複雑な会員管理にも対応できる高いカスタマイズ性。大手企業や学会での導入実績多数。
• 料金：初期費用100,000円~、月額費用50,000円~（データ量に応じて変動）
• 運営会社：スパイラル株式会社
• おすすめ業種：大手企業、学会、NPO法人など

2. hacomono（ハコモノ）｜フィットネスジム特化の会員管理＆予約システム

hacomonoは、フィットネスジムに特化し、予約・決済・入退室管理を一体化できるモダンなシステムです。

• 主な機能：予約、決済、会員管理、入退室連携
• 特徴：モダンで直感的なUI。トレーニングジムやスタジオ向けに特化した設計。
• 料金：初期150,000円、月35,000円/店舗
• 運営会社：株式会社hacomono
• おすすめ業種：フィットネスジム、ピラティス・ヨガスタジオ

3. Smart Hello｜スクール・ジム運営に便利な機能満載！

Smart Helloは、フィットネス施設やスクールなど会員系施設に特化した会員管理システムです。

• 主な機能：会員管理、予約管理、来店履歴管理、売上管理
• 特徴：来店型ビジネス向けに、会員の属性管理から施術履歴、売上・スタッフ管理までを一元化。
• 料金：月額10,000円～（プランによる）、初期費用15万円
• 運営会社：株式会社システムディ
• おすすめ業種：学習塾、個別指導塾、進学教室、英会話教室 など

4. STORES 予約｜業種を問わず使える高機能ツール

STORES 予約は、対面・オンラインを問わずあらゆる業種の予約・会員管理・決済を一括で行える、誰でも使いやすいクラウド型予約システムです。

• 主な機能：月額課金機能、予約管理、顧客管理カルテ
• 特徴：多業種に対応したクラウド予約システム。事前決済・月謝制・回数券など多様な支払いモデルに対応。
• 料金：9,790円/月～（無料プランあり）
• 運営会社：STORES 株式会社
• おすすめ業種：教室・サロン・オンラインレッスン・ジム

5.SCHOLA＋（スコラプラス）｜保護者とのコミュニケーション強化に

スコラプラスは、学習塾や習い事教室の会員管理と保護者連絡を一体化し、入退室通知やバス位置共有などで信頼性の高い運営を実現できるスクール特化型システムです。

• 主な機能：会員情報管理、成績管理、出席管理、入退室通知、料金請求、保護者連絡（アプリ／メール）
• 特徴：学習塾・スクール向けに特化した“保護者コミュニケーション強化型”の会員管理システム。保護者用アプリを通じて教室運営の効率化と家庭との信頼関係構築を両立。
• 料金：初期費用0円、月額12,000円～（オプションあり）
• 運営会社：VISH株式会社
• おすすめ業種：学習塾、幼児教室、スポーツスクール、習い事教室 など

6. SmartCore（スマートコア） | カスタマイズ性が高く無駄がない

スマートコアは、学会・協会など団体運営に必要な会員管理・年会費徴収・イベント管理・ワークフロー設計を一元化できる、業務特化型の会員管理システムです。

• 主な機能：会員管理、会費管理、メール配信、資格管理、デジタル会員証
• 特徴：煩雑な会員管理業務やイベント運営、年会費徴収、連絡配信を一元化。カスタマイズ性が高く、ワークフロー設計や権限管理も柔軟に対応可能。会員マイページ機能も搭載。
• 料金：初期費用0円～、月額費用14,000円～
• 運営会社：株式会社イーストゲート
• おすすめ業種：学会、業界団体、公益法人、協会、研究会、NPO法人など

7. MiiT+（ミータス）｜小規模団体向け会員管理ツール

MiiT+は、クラブ活動や習い事などの小規模団体活動向けに、一斉連絡や出欠管理がスマホで簡単にできる無料プランもあるシステムです。

• 主な機能：会員管理、スケジュール、一斉連絡
• 特徴：小規模な団体向けでスマホで簡単に操作可能。保護者との連絡や出席確認にも活用される。
• 料金：月額0円〜（＋システム利用料）
• 運営会社：株式会社インターナショナルスポーツマーケティング
• おすすめ業種：スポーツチーム、習い事、サークル活動など

8. Airリザーブ｜予約・顧客管理が簡単にできる無料ツール

Airリザーブは、直感的な操作で予約と顧客情報を管理できる、リクルートが提供する信頼性の高いシステムです。

• 主な機能：予約管理、顧客台帳、ネット予約、リマインド通知、顧客履歴検索
• 特徴：シンプルな操作で導入しやすく、予約ページの作成も直感的。自由受付タイプと事前設定タイプが選べる。
• 料金：月額0円〜（有料プランあり）
• 運営会社：株式会社リクルート
• おすすめ業種：習い事、公共機関、アクティビティ施設

9. MOSH｜オンライン完結の予約・会員管理

MOSHは、SNSやLINEと連携しながらスマホで予約・決済・会員管理を完結できる、オンラインサービス向けのシステムです。

• 主な機能：予約・決済・顧客管理、サブスク・コンテンツ販売
• 特徴：小規模団体や個人向けのシステム。予約から決済までがスマホで完結し、お金の管理もラクラク。サービス上で回数券やコンテンツの販売もでき、レビューも公開可能。
• 料金：月額費用0円（＋決済手数料＋サービス手数料）
• 運営会社：MOSH株式会社
• おすすめ業種：インストラクター、オンラインスクール、オンラインサロン

会員管理システムはどう選ぶ？5つのチェックポイント

システム選びは「高額だから良い」「有名なのを選んでおけばOK」というわけではありません。業種や運営スタイルによって必要な機能やサポート内容が異なるため、自社に合ったものを選ぶことが重要です。
以下の5つのチェックポイントを押さえて、失敗のない導入を目指しましょう。

1. 業種・業態に合っているか

会員管理と一口に言っても、

• スポーツジムなら「予約」「入退室管理」「会費決済」
• 学習塾なら「出席」「成績」「保護者連絡」
• 協会・団体なら「年会費徴収」「グループ管理」「会員マイページ」など、
  求める機能が大きく異なります。

まずは自動化したい業務を洗い出し、自社の業務フローにフィットするシステムかを確認しましょう。

2. 必要な機能が揃っているか

会員管理に加えて、次のような機能が必要になることもあります。

• オンライン予約／キャンセル管理
• 月謝や回数券の自動決済
• 入退室管理・通知
• メール・LINEなどの連絡機能
• 売上・利用履歴のレポート出力
• CRM・マーケティング機能との連携

「今だけでなく、将来必要になりそうな機能」も視野に入れて選ぶのがポイントです。

3. 外部サービスとの連携性

既存で使っているツール（LINE、Zoom、会計ソフト、ECサイトなど）とスムーズに連携できるかも重要です。連携性が低いと、同じ顧客情報を二重で入力したり、データを都度エクスポートする手間が発生してしまいます。

API連携やCSVインポート・エクスポート機能の有無は事前に確認しましょう。

4. 料金体系とコストパフォーマンス

「無料から使える」システムもあれば、月額数万円かかるものまで様々です。高額であればいいというわけではないものの、安いだけで選ぶと必要な機能が制限されていてかえってストレスになることも。

• 利用人数の上限は？
• 予約などの回数制限は？
• サポートはどこまで？
• どこまでが費用内でどこからが追加料金？

料金と機能のバランスを見て「長く使えるか」で判断することが大切です。

5. 運用しやすさ

「システムは入れたけど、誰も使いこなせない…」というケースも少なくありません。

• 初期導入時のサポートはあるか？
• 電話・チャット・メールなどの対応は？
• 管理画面は直感的で分かりやすいか？
• セキュリティ対策はどの程度か？

実際に使う現場スタッフの目線で、「迷わず使えるか」も忘れずにチェックしましょう。

会員管理システムと一緒に導入したいシステム

会員管理システムの導入によって、顧客情報や契約内容の一元化は可能になりますが、業務全体の効率化を図るには、他の業務システムとの連携も重要です。
ここでは、あわせて導入を検討したい代表的なシステムを紹介します。

1. 予約管理システム

予約の受付・変更・キャンセルを自動化し、顧客とスタッフのやりとりを減らせます。会員情報と連携すれば、リピート履歴やキャンセル率の分析も可能です。

2. 決済システム（オンライン決済・月額課金）

会費や回数券などの支払いを自動化することで、請求漏れや集金業務の手間を削減。会員管理システムと連携させることで、未払い状況の把握や督促もスムーズになります。

3. LINEやメール配信ツール

顧客へのリマインド通知、キャンペーン告知、休講連絡などを一斉配信できます。会員の属性に応じたセグメント配信が可能なツールを選ぶと、CRM的な活用も。

4. 入退室管理システム

学習塾やジム、スタジオなどでは、ICカードやQRコードによる入退室の記録・通知が保護者や本人の安心につながります。出席管理や回数管理と連携するとより便利です。

5. 勤怠管理システム

スタッフのシフト・勤怠・タスクを一元管理することで、教室や店舗全体のオペレーション効率化が可能になります。

自社システムの開発も視野に

決済機能や入退室通知機能も織り込みたい！という場合は、自社専用のシステムを開発するという選択肢もあります。
初期費用はかかってしまいますが、実際の業務フローに沿って最適化された仕様で設計できる自社開発が、長期的には運用コストや業務負担を抑えることにもつながります。

もちろん開発には一定のコストと時間がかかるため、「SaaSで補えない業務は何か？」「長期的に拡張や連携が必要か？」などを明確にした上で判断するとよいでしょう。

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まとめ | 自社に合った会員管理システムを選ぼう

会員管理システムは、業種や運営形態によって求められる機能が大きく異なります。

単に「有名な物」「高額な物」から選ぶのではなく、必要な機能・連携性・サポート体制・将来の拡張性まで見据えて検討することが重要です。
また、より柔軟な運用が必要な場合は、自社専用のシステム開発も視野に入れるとよいでしょう。
さらに、予約・決済・入退室などの周辺業務も一元化することで、運営の効率化と顧客満足の向上が期待できます。

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