塾にICT教育を導入する必要性は?ICTの概要や事例・メリット・デメリットを解説

ICT教育を利用すると、授業の質が高くなったり、講師の業務負担を下げたりできるため、塾の経営の効率化が可能になります。この記事では、塾にICT教育が必要な理由やICT教育の種類、ICT教育の導入に成功した事例を解説します。塾にICT教育を導入する際は、ぜひ参考にしてください。

ICT教育とは

ICT教育とは、パソコンやタブレットなどを用いた教育手法のことです。ICTは「Information and Communication Technology」の略であり、情報通信技術を意味します。ICT教育は学校や塾などの教育に利用されており、インターネット通信を使った教育サービスによって質の高い教育を提供したり、業務の生産性を向上させたりすることが期待できます。

なぜ塾にICT教育の導入が必要?

塾にICT教育を導入するのは、生徒の成績の向上と講師の負担を削減、業務効率を改善するためです。

生徒の成績を向上させるため

ICT教育を導入すると、生徒の学習の理解を促すサービスを利用できます。動画を利用した繰り返しの学習に対応させたり、生徒の学習の進捗をオンラインで管理したりして、生徒の成績を向上させる教育の実施が可能です。ICT教育は、生徒それぞれの課題に合わせた教育を提供できるため、成績を向上させる効果が期待できます。

講師の負担を削減するため

ICT教育は、業務効率化によって講師の負担を減らし、塾全体の生産性を向上させます。塾の講師の業務は、授業以外にテスト対策、指導報告の書類作成などがあります。アルバイトの講師に負担がかかる運営体制になり、授業の質が落ちやすくなるため注意が必要です。ICT教育導入により、授業の質が高まると生徒の成績が伸びやすくなり、塾の評判が落ちることを防止できます。

業務を効率化するため

ICT教育で作業を電子化することで、時間外労働を削減できます。教育だけでなく、人件費や光熱費、備品などのコストの削減も可能です。塾の運営には、事務作業や営業などの業務が含まれるため、効率的に業務を行える体制が必要です。ICT導入によって、塾の運営に必要な労働のコスト全般を削減できるので、効率の良い経営が可能になります。

塾にICT教育を導入する事例が増えている

学習塾の約5割がICT 教材を導入しており、約7割が生徒の学習成果向上を実感しています。塾の目的は、生徒の学習成果向上だけでなく、学習状況の可視化や個別学習サポートなど多くありましたが、ICT教育の導入によって可能になりました。ICT教材や機能は、講義動画やテキスト、ドリル、学習記録などが活用されています。

ICT教材の種類

ICT教材は「映像配信型」と「問題集型」にわかれます。ここでは、ICT教材の種類について解説します。

映像配信型

映像配信型は、授業の動画を配信する教材です。配信される動画は、いつでも視聴ができるため、スマートフォンやタブレットなどを使って、通学中や休憩中などの日常のスキマ時間に学習できます。動画の再生速度の調節や停止が可能なため、繰り返しの学習や復習に向いています。

問題集型

問題集型は、電子の問題集を使った教材です。生徒の成績を細かく可視化できるため、学習状況や成績の上がり方などが数字で把握できます。AIによる苦手分野や課題を明確にする機能つきの教材を利用できるため、より効果的な学習が可能です。生徒に合わせた問題集の購入ができるので、問題の作成や印刷の手間を削減できます。

塾のICT教育を導入した事例

ここでは、塾のICT教育を導入した事例を紹介します。実際にICT教育を導入した塾からの意見を参考にしてください。

コンパスラボ

コンパスラボは、ICT教育の導入によって、講師が行う授業の質のバラツキを解消しています。動画で授業を行うことに変更したところ、最小限の講師で効率の良い指導が可能になり、塾の属人的な教育体制を改善できました。塾の教育サービスの質が高まったことで、生徒の成績の向上につなげています。

郡山俊英スクール

郡山俊英スクールは、ICT教育の導入によって生徒の学習進捗や苦手箇所を効率的に把握する体制を構築しています。塾の講師が生徒の弱点を把握することで、苦手分野の分析と的確な個別フォローが可能になりました。ICT教育を行った結果、ほとんどの生徒が在籍校の100位以上の順位になるほど成績を向上させています。

参考:『スタディサプリ』、学習塾のICT教材活用の実態を調査

ICT教育を導入した海外の事例

海外におけるICT教育は、学校で導入されています。ここでは、ICT教育が盛んな国について解説します。

シンガポール

シンガポールには日本から視察が訪れており、ICT教育の先進国といえる体制を構築しています。ICTを活用した「フューチャースクール制度」を導入しており、教育法を提案して採用された学校に1人1台コンピュータを配布しています。ICT教育を実施した結果、生徒の学習に対する意欲を高めることに成功しました。

フィンランド

フィンランドは、1990年代から学校教育においてICT環境の整備を始めています。全ての小学校で電子黒板が使用されており、電子機器を利用した教育が導入されました。インターネットの整備率は基礎教育と高校は100%を達成しているほどです。VRグラスを使った授業の取り組みも実施されています。

アメリカ

アメリカにはノートパソコンを生徒に配布している州が多くあります。教員にもICT教育に活かせるスキルを習得させており、子どもと先生どちらにもICT教育を推進しています。メイン州の公立中の高校生には、1人1台ずつにノートパソコンを配布しました。公立ニューキャッスル中学・高等学校は、授業で個人のスマートフォンやタブレットなどの利用が可能です。

塾にICT教育を導入するメリット・デメリット

塾にICT教育を導入すると、塾の教育と運営に良い影響があります。ただし、運営体制の変更や金銭面のデメリットに注意が必要です。

塾にICT教育を導入するメリット

塾にICT教育を導入すると、経営の全体の効率が高まります。授業の質も高まり、生徒の成績が向上しやすくなります。講師の授業や雑務の負担が減ることで、労働環境が改善し、優秀な講師が勤務する塾を運営できるでしょう。ICTの導入によって教員間の情報共有も容易になり、効率の良い塾の運営体制を作れます。

塾にICT教育を導入するデメリット

ICT教育には、タブレットをはじめとした電子機器を購入する必要があり、塾や保護者への金銭の負担をかける可能性があります。ICT教育に必要な電子機器の管理や故障の対応も求められます。万が一故障した場合に備えて、アナログの授業ができる体制を整えましょう。ICTの機器の操作が苦手な生徒や講師への配慮も必要です。

塾の出席確認のICT化は「入退くん」がおすすめ

塾の運営のICT化には、生徒や講師の出席の確認ができる「入退くん」がおすすめです。入退室時に写真を自動撮影し、保護者へ自動通知できるため、安心して子どもを塾に通わせられます。入退室時の記録は学習塾や個別指導教室側に履歴が残るため、自動で生徒の出欠管理が可能です。

講師のタイムカードとしても利用できるので、勤怠管理や時給の計算などの負担が軽減します。生徒や講師を管理する雑務の効率化が可能になり、教育サービス以外の業務の負担を減らせます。

まとめ

塾にICT教育を導入すると、効率の良い経営と質の高い教育サービスの提供が可能になります。教育以外の業務の生産性が向上し、講師の負担を軽減します。より質の高い教育ができる塾になると、生徒の成績が向上しやすくなり、塾の評判を高められるでしょう。

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