共働き家庭にとって、子どもの夏休み中の預け先は大きな問題です。
「夏休みは朝から学童を利用できる?」「毎日お弁当が必要?」「夏休みだけ申し込むことはできる?」など、初めて夏休みを迎える家庭では、分からないことも多いでしょう。
夏休み中も多くの学童保育が開所していますが、直前になって困らないためには、早めの確認と準備が大切です。
この記事では、夏休み中の学童の利用時間や料金、1日の過ごし方、必要な持ち物などを詳しく解説します。
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夏休みも学童を利用できる?
学童保育は、基本的に夏休み中も利用できます。保護者が仕事などで昼間家庭にいない小学生に対して、遊びや生活の場を提供することを目的としています。
通常の授業期間は放課後から開所しますが、夏休みなどの長期休業期間には朝8時くらいから子どもを受け入れる施設が一般的です。ただし、日曜日、祝日、お盆期間などは閉所する場合があります。
開所日や休所日は施設ごとに異なるため、夏休み前に配布される予定表や自治体のWebサイトを確認しましょう。
夏休みだけ学童を利用することはできる?
自治体や施設によっては、夏休みだけの短期利用も可能です。
実際に、夏季休業期間限定の利用枠を設けている自治体もあります。ただし、すべての地域で実施されているわけではなく、定員に空きがある場合に限って受け入れる施設もあります。
公立学童で短期利用できない場合でも、民間学童がサマースクールや夏休み限定プランを用意していることがあります。まずは次の窓口に確認してみましょう。
- 自治体の学童保育担当課
- 小学校に併設されている学童
- 児童館
- 民間学童
- 地域の放課後子供教室
夏休み限定利用の申し込みは、4~6月ごろに締め切られるケースがあります。利用を考えている場合は、できるだけ早く情報を集めることが大切です。
夏休みだけ利用する場合も審査がある
公立学童では、夏休みだけ利用する場合でも、保護者が仕事などにより日中家庭にいないことを証明する書類の提出を求められることがあります。
主な必要書類の例は次のとおりです。
- 利用申請書
- 就労証明書
- 家庭状況を確認する書類
- 子どもの健康状態に関する書類
- 緊急連絡先
- 食物アレルギーに関する申告書
提出書類や利用条件は自治体によって異なります。また、申し込みが定員を上回った場合は、保護者の勤務状況(在宅勤務かどうかも含む)や子どもの学年などをもとに利用調整が行われることがあります。
夏休み中の学童は何時から何時まで?
夏休み中の学童は、一般的に朝から夕方まで開所します。
具体的な時間は施設によって異なりますが、午前8時ごろから午後6時ごろまでを基本時間とし、早朝や午後7時ごろまでの延長利用に対応しているケースがあります。
ただし、保護者の出勤時間より学童の開所時間が遅いこともあります。朝の開所を待つ間、子どもだけで施設の前に並ぶことを禁止している学童もあるため、次の点を確認しておきましょう。
- 朝は何時から入室できるか
- 保護者の付き添いが必要か
- 子どもだけで登所できるか
- 延長利用は何時までか
- 延長利用に事前申し込みが必要か
- 土曜日やお盆期間も開所するか
特に小学1年生の場合は、学童までの道順や交通量、到着時刻なども含めて、事前に親子で練習しておくと安心です。
夏休み中の学童の料金はいくら?
夏休み中の学童の料金は、自治体や施設によって大きく異なります。
通年で公立学童を利用している場合は、通常の月額利用料に加えて、夏休み加算、延長料金、おやつ代などがかかることがあります。一方、自治体によっては基本利用料が無料で、延長時間や保険料などにのみ費用が発生するケースもあります。
主に確認しておきたい費用は次のとおりです。
- 基本利用料
- 夏休み・長期休業期間の追加料金
- 早朝・延長利用料
- おやつ代
- 昼食代
- 教材費・行事費
- 傷害保険料
- 冷房費などの実費
民間学童は、公立学童より料金が高い傾向にあります。ただし、昼食、送迎、学習支援、英語教育、体験プログラムなどが料金に含まれている施設もあります。
単純に月額料金だけを比較するのではなく、追加料金や提供されるサービスまで含めて検討しましょう。
夏休み中の学童での1日の過ごし方
夏休み中は、普段の放課後よりも学童で過ごす時間が長くなります。そのため、多くの施設では、学習、遊び、昼食、休息などを組み合わせて生活リズムを整えています。
施設によって異なりますが、一般的には次のようなスケジュールで過ごします。
| 時間 | 活動例 |
|---|---|
| 8:00ごろ | 登所・自由遊び |
| 9:00ごろ | 朝の会・出欠確認 |
| 9:30ごろ | 学習・夏休みの宿題 |
| 10:30ごろ | 外遊び・室内遊び・イベント |
| 12:00ごろ | 昼食 |
| 13:00ごろ | 読書・休息・静かな遊び |
| 14:00ごろ | 工作・集団遊び・水遊びなど |
| 15:00ごろ | おやつ |
| 15:30ごろ | 自由遊び |
| 17:00ごろ | 順次帰宅・お迎え |
| 18:00以降 | 延長保育 |
猛暑日は、熱中症を防ぐために外遊びを控え、室内で工作やボードゲーム、映画鑑賞などを行うこともあります。
夏休みの宿題をする時間も設けられる
多くの学童では、午前中などに学習時間を設けています。毎日決まった時間に宿題へ取り組むことで、夏休み中も生活リズムを維持しやすくなるでしょう。
ただし、学童は塾ではないため、職員が宿題の内容を詳しく指導したり、答え合わせをしたりするとは限りません。宿題がどこまで進んでいるかは、家庭でも定期的に確認する必要があります。
読書感想文や自由研究など、まとまったサポートが必要な宿題は、家庭で取り組む時間も確保しましょう。
夏休みならではのイベントもある
夏休み中は、普段より時間を確保しやすいため、特別なイベントを実施する学童もあります。
イベントによっては、参加費や材料費が別途必要です。実施日には持ち物が変わることもあるため、施設からのお知らせを確認しましょう。
例えば、次のような活動があります。
- 水遊び
- 夏祭り
- 工作教室
- 調理体験
- 科学実験
- 映画鑑賞
- 遠足
- 地域交流
- 避難訓練
- 読書会
- スポーツ大会
他にも長期休暇だけ雇用されているアルバイト(大学生など)が遊んでくれるなど、普段の学童とは雰囲気が変わることもあります。
夏休みの学童ではお弁当が必要?
学校給食がない夏休みは、家庭からお弁当を持参する学童が多く見られます。ただし、自治体や施設によっては、注文制の弁当や昼食提供サービスを利用できる場合があります。
例えば横浜市では、放課後キッズクラブ・放課後児童クラブにおいて、長期休業期間中の昼食提供を行っています。このように保護者のお弁当作りの負担を軽減する取り組みは、地域によって徐々に広がっています。
(参考:横浜市HP)
夏のお弁当は食中毒対策が重要
気温と湿度が高い夏は、お弁当の食中毒対策が欠かせません。
食材は十分に加熱し、しっかり冷ましてからふたを閉めましょう。保冷剤と保冷バッグを使用し、汁気の多いおかずや生ものは避けると安心です。
また、おにぎりは素手で握らず、ラップや清潔な調理器具を使いましょう。前日の残り物を入れる場合も、朝に十分再加熱してから冷まして詰めます。
学童によって保管方法や持参すべきものが異なるため、施設のルールを優先してください。
夏休みの学童に持っていくもの
夏休みは、普段の放課後利用より持ち物が多くなる傾向があります。
一般的な持ち物の例は次のとおりです。
- お弁当
- 水筒
- 箸・スプーン
- ハンカチ・ティッシュ
- 夏休みの宿題
- 筆記用具
- 読書用の本
- 帽子
- 汗拭きタオル
- 着替え
- ビニール袋
- 上履き
- 連絡帳
- 必要に応じて常備薬
水遊びや工作などを行う日は、水着や絵の具セットなどが必要になる場合もあります。
持ち物には、できるだけすべて名前を書きましょう。水筒、タオル、文房具などは似たものを持っている子どもが多く、取り違えが起こりやすいためです。
夏休みに学童を利用するメリット
保護者が安心して仕事を続けられる
学童を利用すれば、保護者が仕事をしている間も、職員の見守りがある場所で子どもが過ごせます。
子どもだけで長時間留守番をさせる必要がなく、昼食やおやつ、体調不良などにも対応してもらえるため、保護者にとって大きな安心につながります。
生活リズムを維持しやすい
夏休みは、就寝・起床時刻が遅くなり、生活リズムが乱れやすい期間です。
毎朝決まった時間に起きて学童へ通うことで、学校がある時期に近い生活リズムを保ちやすくなります。学習時間や昼食、おやつの時刻もある程度決まっているため、1日を規則正しく過ごせるでしょう。
友達や異年齢の子どもと交流できる
学童では、同じ学年だけでなく、異なる学年の子どもと一緒に過ごします。
年上の子に遊びを教えてもらったり、年下の子の面倒を見たりする経験を通して、学校のクラスとは異なる人間関係を築けます。夏休み中も友達と遊べることを楽しみにしている子どももいるでしょう。
家庭では難しい体験ができる
夏祭りや遠足、工作、映画鑑賞など、学童によっては夏休みならではの行事が行われます。
保護者が仕事をしている平日にもさまざまな体験ができるため、学童で過ごした時間が夏休みの思い出になることもあります。
夏休みに学童を利用する際の注意点
学童に預けられればOKというわけではなく、その先でも考えておくべき安全・安心に関わる問題があります。とはいえ、あらかじめ知っておいて対策すれば問題ありません。
ここからは、夏休み期間の学童で注意すべき点を解説していきます。
毎日の送迎方法を決めておく
夏休み中は、学校への登校班がありません。子どもが一人で学童へ向かう場合は、交通事故や不審者への対策が必要です。
夏休みが始まる前に、実際の利用時間に合わせて親子で経路を歩き、危険な交差点や立ち寄ってはいけない場所を確認しましょう。
帰宅についても、保護者がお迎えに行くのか、子ども同士で帰らせるのか、祖父母などに依頼するのかを決めておくと良いでしょう。
学童によっては「ビヨンド入退くん」という、児童の到着・退室を写真付きで通知してくれるシステムを導入しているので、学童を選ぶ基準にしても良いかもしれません。通っている学童に導入されていない場合は、自治体や学童指導員に打診してみましょう。
子どもが疲れやストレスを感じることがある
夏休み中の学童は集団生活が続くため、子どもによっては疲れやストレスを感じることもあるでしょう。また、「学童の子や先生と合わない」「いじめっ子がいる」など、行きたくない要素があるかもしれません。
帰宅後に不機嫌になる、朝になるとお腹が痛くなる、行きたくないと言うなどの変化が見られた場合は、まず子どもの話を聞きましょう。
可能であれば利用時間を短くしたり、他の預け先を検討したり、学童を休ませたりして、様子を見ることも大事です。
お盆期間や臨時休所日を確認する
夏休み中も毎日開所するとは限りません。日曜日や祝日に加えて、お盆期間、施設点検日、職員研修日などが休所日になる場合があります。
保護者の勤務日と学童の休所日が重なる場合に備えて、祖父母、民間学童、ファミリー・サポート・センター、ベビーシッターなど、別の預け先も検討しておきましょう。
欠席や帰宅時間の変更は必ず連絡する
学童を欠席する日や、帰宅時間、お迎え担当者などが変わる場合は、施設へ連絡する必要があります。
連絡がないまま子どもが来所しないと、職員は子どもが自宅や通所途中で事故に遭っていないか確認しなければなりません。電話、連絡帳、メール、アプリなど、施設が指定する方法で忘れずに連絡しましょう。
たとえば、江東区の学童保育では「ビヨンド連絡帳」という連絡アプリを導入しています。忙しい保護者も指導員も、紙や電話で連絡する必要がないためストレスが減ったと好評です。
子どもが夏休みの学童に行きたがらない場合は?
「毎日同じ遊びで飽きた」「苦手な子がいる」「家でゆっくりしたい」など、子どもが学童に行きたがらなくなることもあります。
まずは、学童に行きたくない理由を落ち着いて聞きましょう。理由によって必要な対応は異なります。
人間関係に悩んでいる場合
友達とのトラブルや、上級生・下級生との関係に悩んでいる可能性があります。
子どもの話だけでは状況が分からない場合は、学童の職員にも普段の様子を確認しましょう。職員に相談することで、座る場所や遊ぶグループなどを配慮してもらえることがあります。
過ごし方に飽きている場合
長期間同じ場所で過ごすため、遊びに飽きてしまう子どももいます。
学童のルールで認められていれば、好きな本や折り紙、自由帳やゲームなどを持たせるとよいでしょう。興味のあるイベントの日だけ利用したり、短期の体験教室やサマースクールを組み合わせたりする方法もあります。
長時間の利用で疲れている場合
朝から夕方までの集団生活は、大人が考える以上に疲れることがあります。
保護者の勤務状況が許す範囲で、早めに迎えに行く日や学童を休む日を作りましょう。帰宅後は予定を詰め込みすぎず、一人で静かに過ごせる時間を確保することも大切です。
学童を利用できない場合の夏休みの預け先
定員超過などにより学童を利用できない場合は、複数のサービスを組み合わせて夏休みを乗り切る方法があります。
主な選択肢は次のとおりです。
- 民間学童
- 放課後子供教室
- 児童館
- ファミリー・サポート・センター
- ベビーシッター
- サマースクール
- 塾や習い事の夏期講習
- 自治体やNPOが行う子どもの居場所事業
- 祖父母や親族による見守り
- 近所の友達の家同士の見守り
- 保護者の在宅勤務や休暇の活用
児童館や放課後子供教室は、学童のように長時間の預かりを前提としていない場合があります。子どもだけで行き帰りできるか、昼食を取れるか、保護者への連絡体制があるかなどを確認しましょう。
夏休みの学童に関するよくある疑問
夏休み中、学童を休む日は連絡が必要?
原則として連絡が必要です。
欠席連絡がないと、職員が子どもの所在を確認しなければなりません。利用予定を事前に提出している場合でも、当日に予定が変わったときは施設指定の方法で連絡しましょう。
夏休みの宿題は学童で終わらせられる?
学習時間を設けている学童は多いものの、すべての宿題を終わらせられるとは限りません。
子どもが自主的に取り組むことが基本で、職員による個別指導や丸付けを行わない施設も多いです。家庭でも進捗を確認しましょう。
学童へゲームやおもちゃを持っていける?
施設によってルールが異なります。
紛失や子ども同士のトラブルを防ぐため、ゲーム機、カード、おもちゃなどの持ち込みを禁止している学童もあります。許可なく持たせず、事前に確認してください。
夏休み中に習い事へ行くことはできる?
学童から一度外出し、習い事の後に戻ることを認めている施設もあれば、安全管理上、途中外出や再入室を認めていない施設が多いです。
子どもだけで移動できるか、職員が送り出しに対応するかも含め、事前の確認が必要です。
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学童や児童館、学習塾などの子ども向け施設では、子どもの安全を守るために、保護者とのスムーズな情報共有ができるシステムが導入されていることが増えました。
「ビヨンド入退くん」は、子どもの入室・退室を記録し、写真付きでリアルタイムで保護者に通知が届きます。両親ともに通知を受け取れるほか、「うちの子到着してますか」という問い合わせをせずに済むため、共働き時代にピッタリです。
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