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自習室経営者の年収は?多角的にシミュレーションしてみた

昨今の副業ブームで、「会社員をしながら労働集約型でない副収入が欲しい」という方も多いのではないでしょうか。

有料自習室の経営は、リスキリングや転職が叫ばれる現代において需要が高いビジネスです。かつ、初期費用も低く人手も必要としないため、会社にいながらの副業にもピッタリ。

そんな自習室経営が年間どれくらい稼げるのか、気になりますよね。

今回は「自習室経営者の年収」に焦点を当て、年収シミュレーションや収益を上げるコツを紹介します。

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自習室経営者の年収は?

売上から経費を引いた「利益」を自習室経営者の年収とすると、だいたい100万円~1000万円ほどになります。

かなり幅広く提示してしまいましたが、自習室の立地や広さ、料金プランや営業時間、店舗数や従業員数など、様々な要素によって年収は大きく異なるのです。

極端な例ですが、月額1万円のプランを100人が契約している自習室と、月額5000円のプランを10人が契約している自習室では、収益に大きな差が出ることは簡単にイメージできるでしょう。

次の章では実際に数値を用いて年収のシミュレーションをしてみるので、ぜひ参考にしてください。

自習室経営の年収シミュレーション

経営が上手くいっている自習室は、経費(特に金額の大きい家賃)を抑えて売上を伸ばしています。

簡易的ではありますが、安定的に収益を伸ばすことに成功している自習室経営者の年収をシミュレーションしてみましょう。

【成功している自習室の年収例】

売上:(客単価1万円/月)×(客数70人/月)=70万円/月

諸経費:(家賃20坪20万円/月)+(インフラ系3万円/月)+(各種システム費用3万円/月)+(宣伝費1万円/月)+(雑費1万円/月)=28万円/月

年収(年間利益):売上(70万円×12か月)-諸経費(28万円×12か月)=504万円

自習室は副業としても向いているので、すでに年収500万円ほどであれば副業と合わせて年収1000万円も可能です。また、上記のような自習室を2店舗経営できれば、自習室経営だけで年収1000万円も目指せます。

では、経営が上手くいかない自習室の例も挙げてみましょう。

【利益が出ない自習室の年収例】

売上:(客単価1万円/月)×(客数50人/月)=60万円/月

諸経費:(家賃20坪25万円/月)+(インフラ系3万円/月)+(各種システム費用5万円/月)+(宣伝費5万円/月)+(人件費20万円/月)+(雑費1万円/月)=59万円

年収(年間利益):売上(60万円×12か月)-諸経費(59万円×12か月)=12万円

客単価だけは先ほどの例と揃えてみましたが、年収は約90%も下がっています

上手くいかない理由は様々ですが、上記の例では

  • 宣伝費が高額な割に集客ができていない→集客方法が自店舗に合っていない
  • システム費と人件費が高額→導入したシステムに過不足がある

ということが考えられます。

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自習室ビジネスが副業でも稼ぎやすい理由

自習室ビジネスは大きく稼げるわけではないものの、副業として取り組んでも安定的に稼ぐことのできるビジネスです。

自習室経営が副業に向いている理由は以下の二点が挙げられます。

  • 人の介入があまり必要ない
  • 低コスト・低リスクで経営できる

それぞれについて解説します。

人の介入があまり必要ない

自習室は無人で運営されていることが多いです。そのため、一度開業してしまえば別の仕事をしながら収入を得ることができます。

受付スタッフの代わりに入退室管理システムや防犯カメラを利用したり、毎日の清掃の代わりに掃除ロボットを利用したりと、テクノロジーの力で人件費を大幅に抑えることも可能です。

低コスト・低リスクで経営できる

先述の通り自習室経営は人件費があまりかからないほか、在庫リスクもほぼありません。イニシャルコストも家賃の保証金100万程度から始められます。

自習室経営は、現在の仕事や生活にあまり影響を及ぼすことなく挑戦できるビジネスなのです。

自習室経営者が年収をアップさせるには?

自習室経営はローリスク・ローリターンのビジネスとはいえ、どうせなら利益を最大化させたいですよね。

自習室経営者が年収を大きくアップさせる方法を3つに分けて解説します。

立地・物件選びに力を入れる

立地や物件は、集客力と経費に大きく影響する部分である上に後から変更することが難しいため、一番力を入れるべきです。

必ずしも「人口が多いエリア」「高額な物件」であれば集客が上手くいくというわけでもありません。ターゲット(ビジネスマンや学生など)が通いやすく、かつ家賃が高くなりすぎない立地・物件を調査しましょう。

経費を削減する

利益は売上と経費の差分で決まります。

自習室経営は、経費をかければかけるほど売上につながるというビジネスではありません。ユーザーの主目的は「自習」であるため、高級感のある内装も、プロの接客も必要とされないのです。そのため不要な経費は節約し、コストパフォーマンスが高い設備・システムに投資することが利益アップにつながります。

たとえば入退室管理システム防犯カメラを併用することで、月額20~30万円ほどかかるスタッフの人件費も、システム費用1~3万円/月に置き換えることができます。

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複数展開する

複数の自習室を経営することで、大きく収益を上げることができます。

自習室経営は一店舗あたりにかかる手間が少ないため、店舗展開しやすいです。1店舗目で得た「立地・物件選び」「ムダな経費の削減」のノウハウを生かし、利益を生み出す自習室を増やしていきましょう。

まとめ

自習室経営者の年収は、経営手腕によって大きく変わります。今回のシミュレーションでは年収10万円の例を挙げましたが、利益が出ずに赤字になるケースも少なくありません。

経営手腕に自信がない方はまず経費を抑えることが、少しでも利益を上げるために重要です。

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