塾について宣伝する場合、どのような広告を選ぶと効果的なのでしょうか。塾の広告といえばチラシが定番ですが、それ以外にも宣伝に役立つ広告はたくさんあります。
この記事では、塾の宣伝のために活用できる広告の種類や運用のポイントについて解説します。塾を効果的に宣伝するための参考として、ぜひ役立ててください。
執筆者について
入退くんを運営するBPS株式会社にて、広告運用やSEOライティング、オウンドメディアのディレクション、SNS運用など、幅広いマーケティングに携わる。
プライベートでは月間閲覧数1万のサイトやその他SNSアカウントを複数運営中。
2023年からはマーケティングスクールの臨時講師等も担当している。
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よくある塾の広告の事例
塾を宣伝するための広告として、チラシが活用されるケースが多くなっています。なぜなら、チラシは地域を限定した配布が可能だからです。塾に通える地域は限られているため、チラシを活用すれば対象となる地域だけに特化して塾の情報を伝えられます。
郵便局では、指定の地域に郵便物を配達するサービスとして配達地域指定郵便物(タウンメール)やタウンプラスを用意しています。
実際にはチラシを対象地域に配布しても集客の効果がなかなか出ない場合も少なくありません。その原因については以下で解説するため、あわせて参考にしてください。
チラシによる塾の広告運用がうまくいかない場合の原因
チラシによる塾の宣伝がうまくいかない場合、さまざまな原因が考えられます。具体的な原因について解説します。
大手の塾の真似をしている
新聞を開くと、大手の塾のチラシが折り込まれている場合も多いです。このようなチラシには、塾に関する簡単な内容がまとめられています。この方法で効果が見込めるのは、ブランド力がある大手の塾だからこそです。
なかには、大手の塾の真似をしてチラシを作っている塾もあるでしょう。しかし、無名な塾が大手の塾を真似してチラシを作っても、効果が出ない可能性が高いです。単に真似をするのではなく、塾の特徴を捉えた宣伝をする必要があります。
効果測定できない
チラシはポストに投函するところまでしか追跡できません。たとえチラシを配った後に問い合わせがあっても、チラシの宣伝効果によるものなのかは判別不能です。
また、チラシは、配布後にどの程度読まれたかについてもわかりません。広告としての効果測定ができないため、後から再びチラシを発行する際もどのようにすればいいか方針を決めにくいのです。
チラシの効果がほとんどなかった場合、無駄なコストがかかる恐れもあります。
ニーズにあう情報を打ち出せていない
チラシの内容が生徒や保護者のニーズにあっていないケースもあります。そもそも、チラシを見てすぐに入塾しようと思ってもらうのは困難です。たとえば、大きく「塾生募集中!」と書かれているチラシでは、あまり興味をもってもらえません。
チラシから入塾へつなげるには、いきなり入塾を促すのではなく、まずは相談や体験授業への参加を呼びかけましょう。そのような内容であれば、少し興味をもっている段階の生徒や保護者からも注目してもらえます。
塾の宣伝に効果的な広告の種類
塾を宣伝する方法としては、チラシ以外にもさまざまな広告があります。塾の認知を広げるためには、利用できそうな広告を積極的に利用したほうがいいです。
ここでは、塾の宣伝につながる広告の種類を解説します。
看板
塾を宣伝するための広告としては看板も効果的です。塾に通える範囲は限られており、中小規模の個人塾の場合、商圏は徒歩6~7分圏内だといわれています。そのため、塾の前に目立つ看板を取り付けるだけでも、一定の宣伝効果を期待できます。
なるべくコストをかけずに看板を設置したい場合、まずはウィンドウサインを試してみましょう。看板の効果を感じられたら、より注目を集めやすいポール看板や袖看板などの設置も検討してみてください。
口コミ
塾は実際に入ってみないとわからない部分も多く、生徒や保護者の声に注目が集まります。
たとえば、紹介プログラムによるインセンティブを用意すれば、既存の生徒に新しい生徒を紹介してもらいやすいです。また、インターネットを通して塾の口コミを探す人も増えているため、塾を口コミサイトやポータルサイトに登録して口コミを集める方法もあります。
Googleマップなどのマップアプリへの口コミも、塾選びの重要な要素となっています。口コミ投稿を促したり、口コミに対して返信をすることで、他塾との差別化を図ることも可能です。
SNS
SNSは無料で利用でき、塾に関するさまざまな情報発信が可能です。SNSで商品やサービスを紹介する企業も増えていますが、塾も同様の使い方ができます。
SNSはさまざまな人が利用しており、口コミも集めやすいです。塾を高く評価する口コミが多くなれば、入塾を検討している人がSNSで検索した際に確認してもらえます。また、SNSは一方的な情報発信だけでなく、保護者とのコミュニケーションのためにも利用できます。
ブログ・ホームページ
塾を宣伝するうえでは、ブログやホームページも準備しておきましょう。入塾を検討している人は、ブログやホームページをチェックして情報を集めるからです。基本的には、チラシと同様の要素を記載しておけば問題はありません。
ブログやホームページでは電話番号の周辺に注目が集まりやすいため、アピールになる内容を記載しましょう。また、塾の様子も伝わるように工夫してください。検索エンジンからの流入を増やすには、SEO対策も行うべきです。
当コラムを運営するBPS株式会社では、Webサイトの制作を受け付けています。
参考:BPSのWebサイト制作実績
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インターネット広告
ブログやホームページを作ってSEO対策をしても、すぐにはアクセスが増えません。即効性を求める場合は、インターネット広告も活用しましょう。
インターネット広告には複数の種類があります。たとえば、検索連動型広告は、検索されたキーワードにあわせて表示される広告です。リターゲティング広告を活用すれば、一度自社のブログやホームページを訪れた人に広告を表示できます。SNSのユーザにアピールしたいなら、SNS広告もおすすめです。
塾の広告運用は何から始めるべきか
塾の宣伝に活用できる広告はたくさんあるものの、急にすべてに対応するのは現実的ではありません。広告を出すにはコストと手間の両方がかかるからです。
まずは取り入れやすいものから挑戦しましょう。特に始めやすいのは、インターネット広告の検索連動型広告やSNS広告などです。検索連動型広告なら月数千円から広告を出せるうえに、1日の予算も細かく設定できます。SNS広告は性別や地域などを絞り込めるため、ターゲットだけに表示可能です。
また、広告を含む様々な集客方法を以下の記事で解説しているので、合わせてご覧ください。
塾の広告運用を成功させるためのポイント
塾の広告運用を成功させるためには、さまざまなポイントがあります。ここでは、具体的なポイントを解説します。
まずは問い合わせの獲得を目指す
塾の宣伝をしてもすぐに入塾につながるわけではないため、まずは問い合わせの獲得を目標にしましょう。塾に直接問い合わせる人は、どこかの塾に通いたいと考えています。具体的にどこの塾に通うか決めるために情報収集している状況です。入塾に対する意欲が高いため、契約につながる可能性があります。
よって、塾の広告を出すときは、問い合わせにつながるようなアピールが必要です。いきなり入塾を促すのではなく、気軽に相談できる塾だと伝えましょう。
効果測定を行う
広告を活用して集客を始めたら、必ず効果測定をしましょう。チラシの効果測定は難しいですが、広告によっては簡単に効果測定できるものもあります。たとえば、インターネット広告なら、広告運用に関するデータも自動的に収集されます。すぐに広告運用の状況を把握できるため便利です。
効果測定により具体的な数値で広告の効果を確かめられると、その後の広告運用の改善にも役立ちます。効果的な広告を継続的に利用すれば、安定的な集客が可能です。
見込み客をきちんと管理する
塾に問い合わせる人は入塾の意欲が高いものの、すべての人が契約にいたるとは限りません。とはいえ、タイミングの問題で入塾にいたらなかった可能性もあるため、見込み客としてきちんと管理しましょう。問い合わせの際に聞き取った名前、住所、電話番号などの情報をまとめ、定期的に塾の情報を配信します。
たとえば、夏季講習の案内などを送付すれば、興味をもってもらえる可能性があります。まったく接点のない相手にアプローチするよりも効果的です。
授業の質を向上させる
広告による宣伝も大切ですが、塾の経営において最も重要なのは授業の質です。授業の質が高ければ、生徒や保護者から自然といい口コミが広がっていきます。場合によっては、特別な宣伝をしなくても生徒が集まる可能性もあるでしょう。
授業の質を上げて退塾率を下げると、生徒一人当たりの売上が増えるため、集客に使える費用に余裕が生まれます。
一方、授業の質が低いと、悪い評判が広まって集客が難しくなる恐れもあります。新規の生徒よりも退塾者が多い場合、集客に力を入れても利益が出にくくなります。生徒の反応も確かめながら、よりよい授業を行ってください。
まとめ
塾を宣伝する際はさまざまな広告を活用できます。始めやすいものからチャレンジし、効果を確かめながら集客していきましょう。もちろん、授業の質も維持向上させる必要があります。
集客により生徒が増えてきたら、塾の設備についてもしっかり配慮しましょう。BPS株式会社の入退室管理システム 入退くんは、学習塾で利用できる入退室管理システムを提供しています。
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大場元騎(学習塾経営者)
経歴:東京都内にて学習塾2校の立ち上げ・経営
「入退くんは保護者の安心はもちろん
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