塾運営

集客に使える学習塾の比較サイト6選|掲載時のポイントや注意点も解説

学習塾を経営している、あるいは今後経営を検討するうえで集客は重要です。効率的に集客を進める上で有効な手段の1つに、学習塾に特化した比較サイト(ポータルサイト)の活用があります。この記事では、集客におすすめの学習塾比較サイトや活用のポイント、実際に比較サイトを利用する際の注意点などを解説します。興味のある方はぜひ参考にしてください。

執筆者について

入退くんを運営するBPS株式会社にて、広告運用やSEOライティング、オウンドメディアのディレクション、SNS運用など、幅広いマーケティングに携わる。
プライベートでは月間閲覧数1万のサイトやその他SNSアカウントを複数運営中。

2023年からはマーケティングスクールの臨時講師等も担当している。

集客に活用できる塾の比較サイトのメリット

学習塾比較サイトの活用には、以下のようなメリットがあります。

まず、比較サイトに自社の情報が載ることで利用者の間で認知度が高まり、集客効果が期待できます。また、導入コストの面でも、一般的なオンライン広告よりもリーズナブルです。

一方で、比較サイトへの広告掲載は、競合する他の学習塾との競争にさらされることを意味します。本当にそれが自社の目的に合致しているかどうかを、見極める必要があります。

それでは、塾の集客に活用できる比較サイトをご紹介します。

塾の集客に活用できる比較サイト6選

塾の集客に活用できる比較サイトを6つピックアップしてご紹介します。それぞれの特徴が把握できるので参考にしてください。

  1. 塾ナビ
  2. 塾シル
  3. 塾比較ひろば
  4. e-塾選び
  5. ジュクサガス
  6. テラコヤプラス

1.塾ナビ

塾ナビは株式会社イトクロが運営している比較サイトです。小・中学生および高校生向けの学習塾・予備校に特化した全国規模のポータルサイトで、掲載教室数は8万件を超えます。

各塾の評判や口コミ、インタビュー記事など、情報の量・質共に充実しています。塾ランキングや郵便番号、対象年齢などさまざまな軸から検索できるのに加え、複数の塾の資料を無料で一括請求できるなど、機能面でも優れています。

同サイトによれば毎年約2,310万人が利用するため、塾にとっても多数の児童や学生、保護者を相手にアピールできる点で、優秀な広告ツールです。

塾ナビの広告掲載費用

塾ナビへの広告掲載は有料です。塾ナビを活用すれば、圧倒的多数の利用者との接点が持てる可能性は広がりますが、どの程度までなら費用負担が可能なのかを前もって検討しておきましょう。利用料金などの詳細は公式サイトにも掲載されていないため、運営元に問い合わせる必要があります。

塾ナビのお問い合わせ先

Webサイトhttps://www.jyukunavi.jp/
掲載についてhttps://www.jyukunavi.jp/support/publish/input/
運営会社株式会社イトクロ

2.塾シル

塾シルは、株式会社ユナイトプロジェクトが運営している塾・学習塾の比較サイトで、規模としては国内最大級です。

塾シルの特徴は、ユーザーが知りたい情報がまんべんなく網羅されている点です。塾の教室ごとにおすすめポイントや、コースごとの授業内容、料金、口コミ、各種割引やキャンペーン情報などが掲載されています。塾探しの基礎知識などのお役立ちコンテンツも充実しています。

塾ナビと異なり、資料は一括請求ではなく個別に問い合わせる必要があるため、ユーザーにはやや不便です。

それでも、ユーザー数が多いためサイト自体の集客力が高く、広告掲載を通じて確かな集客効果が期待できるツールです。

塾シルの広告掲載費用

塾シルでは、生徒や保護者から問い合わせや体験授業の予約が入ったときだけ料金が発生する「完全成果報酬型」を採用しています。問い合わせのなかでは、入塾につながりやすい「体験授業」や「電話問い合わせ」の申し込みが多数を占めます。1人当たりの平均獲得コストは約24,000円です。

利用料金などの詳細は公式サイトにも掲載されていないため、運営元にお問い合わせください。

塾シルのお問い合わせ先

Webサイトhttps://jukushiru.com
掲載についてhttps://jukushiru.com/published
運営会社株式会社ユナイトプロジェクト

3.塾比較ひろば

塾比較ひろばは、株式会社ネクストエデュケーションが運営している塾比較サイトです。地域別や路線別、郵便番号、塾名などから学習塾予備校を検索できます。口コミランキングや塾の選び方のポイントなど、お役立ちコンテンツも充実しています。

掲載教室数は2022年10月5日現在で8万件以上、口コミ数も18,000件近くにのぼります。

ユーザーは無料で問い合わせができ、最大10件まで一括資料請求が可能です。また、塾選びに迷っている人のために、LINEチャットを通じて何度でも利用できる無料相談窓口を設けており、サポートにも力を入れています。

塾比較ひろばの広告掲載費用

塾比較ひろばでは、無料から広告掲載をスタートできるのが特徴です。

アカウントの開設と塾情報の作成後、広告審査に通過したら、まず無料掲載からスタートできます。後からの広告出稿も可能です。また、管理画面から集客や応募者を一元管理でき、塾の情報をアピールするためのオリジナルページの作成もできます。

広告掲載料金の詳細は公式サイトには掲載されていないため、運営元にお問い合わせください。

塾比較ひろばのお問い合わせ先

Webサイトhttps://www.jukuhiroba.com/
掲載についてhttps://www.jukuhiroba.com/support/
運営会社株式会社ネクストエデュケーション

4.e-塾選び

e-塾選びは株式会社毎日コムネットが運営している全国規模の塾・予備校比較サイトです。地域や対象学年、指導形式、キーワードなどで塾の選択肢を絞り込めます。

生徒に合う塾に巡り会うための方法や家庭教師と塾の比較、大手と小規模塾の比較、塾・講師との接し方など、保護者向けのお役立ちコンテンツも充実しています。

サイトそのものの情報力が高いため、広告掲載を通じて認知拡大・集客アップなどの効果が期待できます。

e-塾選びの広告掲載費用

e-塾選びでの広告掲載費用や、広告掲載に向けた手順などの情報は、公式サイトでは公開されていません。詳細は運営会社にお問い合わせください。

e-塾選びのお問い合わせ先

Webサイトhttps://www.gakusyujuku.net/
掲載についてhttps://www.gakusyujuku.net/entryform/
運営会社株式会社毎日コムネット

5.ジュクサガス

ジュクサガスは株式会社ジュウナナワークが運営している学習塾比較サイトです。

ジュクサガスでは、寄せられる口コミに対する点数評価がありません。実際に通っていた生徒や保護者からのリアルな口コミが多く、生徒本人は自分の性格を書いてクチコミを投稿する仕組みになっています。そのため、ユーザーはより客観的な視点から口コミの内容を確認した上で、その塾が自分に合っているかどうかの見極めが可能です。

ジュクサガスでは特典を充実させることで集客効果を高めています。以下はそのうちの一部です。

  • 対象の塾に入塾すると必ずもらえる最大1万円の入塾お祝金
  • 口コミ投稿者の中から毎月抽選で10名に1,000円分のクオカードが当たるキャンペーン
  • 投稿したクチコミが入塾者に選ばれると必ずもらえる5,000円分の紹介お礼金

ジュクサガスの広告掲載費用

ジュクサガスの広告掲載費用には「完全入塾成果報酬型」「入塾成果報酬割引型」「定額型」の3つの料金プランがあります。

完全入塾成果報酬型プランの場合、確実に入塾者を獲得した段階で請求が発生するため、それまでは無料で利用でき、無駄な出費を抑えられます。入塾成果報酬割引型プランの場合、年間で4名以上の入塾者を獲得すると、完全入塾成果報酬型よりもコストが安くなるのがポイントです。定額型プランの場合、入塾者の人数に関わりなく定額料金で利用できます。

ジュクサガスのお問い合わせ先

Webサイトhttps://jyukusagasu.com/
掲載についてhttps://jyukusagasu.info/plan-price/
運営会社株式会社ジュウナナワーク

6.テラコヤプラス

テラコヤプラスは、株式会社サイバーエージェントのグループ企業である株式会社CyberOwlが運営している学習塾・予備校等の比較サイトです。

テラコヤプラスは2020年にサービスを開始しており比較的新しいサイトでありながら、2022年10月時点で全国の塾・予備校等の教室掲載数約86000件と、十分な数の教室掲載数を誇ります。YouTubeチャンネルやインタビュー記事、LINE公式アカウント、各種SNSなど、教室のみならず教育に関するコンテンツが充実しています。

テラコヤプラスの広告掲載費用

テラコヤプラスでの広告掲載費用は問い合わせ後に相談する流れとなります。

テラコヤプラスのお問い合わせ先

Webサイトhttps://terakoya.ameba.jp/
掲載についてhttps://terakoya.ameba.jp/contact/
運営会社株式会社CyberOwl
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塾の比較サイトを活用するときのポイント

学習塾比較サイトを活用する際に押さえておきたいポイントを解説します。

まず、自社のターゲットである見込み顧客に利用されやすいサイトかどうかの見極めが重要です。ターゲットが頻繁に学習塾の情報検索に利用する比較サイトなら、それだけ集客効果が見込めます。

自社の目的や強みに合致した比較サイトを選ぶのも大切です。広告掲載後は、効果測定を実施して、狙った効果が出ているかどうかを確認しましょう。

比較サイトと合わせて、自社のホームページ改善やSNSの活用、オウンドメディアの運用など、複数のチャネルを併用してターゲットとの接点を増やす取り組みも効果的です。

比較サイトに掲載する際には、他塾の「当たり前」に乗り遅れないことも重要です。たとえば、最近では入退室管理システムの導入が当たり前になっており、導入されていない塾は「保護者のことを考えていない不便な塾」と認識される可能性もあります。

保護者の方にとって入退室通知システムは、どの塾にもある当たり前のシステムだと思っているようなので、導入に乗り遅れなくて良かったです。

【利用者の声】ニスト学習塾(学習塾)より

塾の比較サイトに掲載するときの注意点

学習塾比較サイトに広告掲載する場合、どのようなポイントに注意すべきかを解説します。

個性や専門性をアピールする

学習塾比較サイトでは、自社の塾が持つ個性や専門性を前面にアピールして、競合との差別化を図るのが大切です。

学習塾比較サイトでは定型化された広告フォーマットを使用するため、どの塾でも似たような情報が表示されます。そのため、数ある塾の中から一歩抜きん出て、ターゲットの目に確実に入るための工夫が不可欠です。

たとえば生徒の入退室を写真付きで通知できる入退室システム「入退くん」のような、保護者が喜ぶシステムを導入している点をアピールしている塾もあります。(「入退くん」の活用事例はこちら

他の塾とは異なる自社の個性や独自性、専門性などがターゲットに明確に伝わるよう、記事の構成や文章表現などをよく考えて広告を組み立てましょう。

サイトのSEO対策

比較サイトの広告掲載と併用して、自社サイトのSEO対策にも力を入れましょう。

インターネットで塾の名前を検索した際、塾の公式サイトよりも学習塾比較サイトのほうが検索上位に表示される場合があります。結果、比較サイト経由での問い合わせが増えることが予想されます。

利用している比較サイトによっては、資料請求の程度に応じて利用料金が発生し、余計なコストがかさみます。公式サイト経由からの問い合わせ数が増えるよう、SEO対策は入念に施すのがおすすめです。

まとめ

学習塾比較サイトは導入コストが安く、自社の認知度を高めて集客効果を得る上で有効な手段です。今回ご紹介した6つの比較サイトも含め、それぞれ特徴が異なります。自社のターゲットに利用されやすいか、自社の目的や強みに合致しているかなどの点に留意しながら、活用を検討する必要があります。

他社との差別化を図るには、施設の利便性を高める工夫も重要です。学習塾や個別指導教室に特化した「入退くん」なら、生徒がスマホやICカードでスムーズに入退室ができるうえに、生徒の入退室状況が保護者にリアルタイムで送信されます。

こちらの記事でも「入退くん」の導入が保護者の方の安心につながったというお声をいただけたので、ぜひチェックしてみてください。

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入退室管理システム 入退くん
この記事を監修した人

大場元騎(学習塾経営者)
経歴:東京都内にて学習塾2校の立ち上げ・経営
「入退くんは保護者の安心はもちろん
塾運営の効率化にも役立っており、感謝しています!」